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J-GLOBAL ID：201002278015046334   整理番号：10A0375117

標的治療を用いた高分子薬物の脳への輸送

Macromolecular drug transport into the brain using targeted therapy

著者 (4件)： LICHOTA Jacek (Aalborg Univ., Aalborg, DNK) ,  SKJORRINGE Tina (Kennedy Centre, Glostrup, DNK) ,  THOMSEN Louiza B. (Aalborg Univ., Aalborg, DNK) ,  MOOS Torben (Aalborg Univ., Aalborg, DNK)
資料名： Journal of Neurochemistry  (Journal of Neurochemistry)
巻： 113  号： 1  ページ： 1-13  発行年： 2010年04月 
JST資料番号： B0504B  ISSN： 0022-3042  CODEN： JONRA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 本論文は,ポリペプチド,siRNA,cDNAなどの高分子を標的作用点に到達させるための送達機構研究の最近の進歩を概説した総説である。著者等は,先ず血液脳関門の実体を,血液髄液関門と比較しつつ詳説した。脳血管内皮細胞(BCEF)はアミノ酸,プリン,グルコース及びモノカルボン酸などの栄養の蛋白質担体,受容体を介して物質を更に脳の深部に送達する蛋白質輸送体,及びP糖蛋白質や乳がん抵抗性蛋白質を送達するエフラックス輸送体など,精妙な輸送系を備えていることを説明した。その上で,治療上有用な高分子物質を送達する戦略を具体的に示し,それに関わる遺伝子標的も説明した。これらを踏まえて,BCEFに有用遺伝子をin situで導入して高分子物質を標的近くで分泌させる治療戦略の将来性を論証した。

シソーラス用語： 分子標的療法 ,  *ドラッグデリバリーシステム ,  高分子 ,  *血液脳関門 ,  ポリペプチド ,  siRNA ,  cDNA ,  脳血管 ,  血管内皮細胞 ,  アミノ酸 ,  イオンポンプ【生体】 ,  膜タンパク質 ,  アセチルコリン受容体 ,  ドーパミン受容体 ,  P糖タンパク質 ,  生体輸送 ,  *エンドサイトーシス ,  遺伝子療法 ,  分泌タンパク質 ,  トランスフェリン ,  ヘキソース ,  アルドース ,  窒素複素環化合物
準シソーラス用語： エフラックス ,  モノカルボン酸担体 ,  モノカルボン酸輸送体 ,  膜輸送蛋白質 ,  血液髄液関門

分類 (2件)： 細胞生理一般  (EF02010S) ,  血管系  (EJ04030O)

物質索引 (2件)： グルコース ,  プリン

タイトルに関連する用語 (5件)： 標的治療 ,  高分子 ,  薬物 ,  脳 ,  輸送