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J-GLOBAL ID：201002278035964020   整理番号：10A0085818

その場観察(第9回) 中性子回折法を用いた構造解析

著者 (1件)： 中村優美子 (産業技術総合研 エネルギー技術研究部門)
資料名： ペトロテック  (Petrotech)
巻： 33  号： 1  ページ： 58-62  発行年： 2010年01月01日 
JST資料番号： S0836A  ISSN： 0386-2763  CODEN： PTRTD3  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 中性子回折法の原理は基本的にはX線回折と類似で,中性子ビームを試料に入射して回折パターンを得るものである。その場観察中性子回折実験の概要として中性子回折実験施設の概要と装置の配置,試料ホルダー等のセッティングと共に,回折データの解析法などを述べた。その上で,水素吸蔵材料の吸蔵・放出曲線に沿って中性子回折を測定し,水素の位置と占有率の変化を解析した例について紹介した。水素吸蔵材料の吸蔵特性は結晶構造と密に関係しているため材料の結晶構造,特に水素の位置と占有率を知る事が重要である。最も軽い元素の水素は,位置などの情報を一般的手法で直接知ることは困難で,中性子回折はここで威力を発揮する。

シソーラス用語： *その場観察 ,  *中性子回折 ,  結晶構造解析 ,  X線回折 ,  中性子ビーム ,  *水素吸蔵 ,  ガス放出 ,  水素貯蔵合金 ,  結晶構造 ,  水素 ,  ランタン含有合金 ,  ニッケル含有合金 ,  スズ含有合金 ,  水素貯蔵材料
準シソーラス用語： 水素放出

分類 (2件)： 中性子回折法  (BK01060A) ,  気体燃料の輸送,供給,貯蔵  (YE02060M)

引用文献 (8件)：

• 深井有. 水素と金属. 1998, 55
• SCHLAPBACH, L. Nature. 2001, 414, 353
• 藤井保彦編. 構造解析. 2001, 286
• http://neutron-www.kek.jp/kens2/kensfacility/intro/intro03.html
• NAKAMURA, Y. Nucl. Instr. and Mech. A. 2009, 600, 297

タイトルに関連する用語 (3件)： その場観察 ,  中性子回折 ,  構造解析