文献
J-GLOBAL ID:201002278151417982   整理番号:10A0889624

ヒト間葉系間質細胞(MSC)の3D球への凝集は抗炎症性特性を増強する

Aggregation of human mesenchymal stromal cells (MSCs) into 3D spheroids enhances their antiinflammatory properties
著者 (9件):
資料名:
巻: 107  号: 31  ページ: 13724-13729  発行年: 2010年08月03日 
JST資料番号: D0387A  ISSN: 0027-8424  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
間葉系幹細胞または多能性間葉系間質細胞(MSC)と称する成体幹/祖先細胞は,3D凝集または球状培養することで治療能力が増加することが示唆されている。本研究では,炎症性蛋白質であるTNFα刺激遺伝子/蛋白質6(TSG-6)発現が最大となる球状のヒトMSC(hMSC)を懸滴技術により調製した。静脈内点滴後,肺に取込まれたhMSCのTSG-6の発現レベルは高レベルであり,心筋梗塞マウスにおけるhMSCの有効性が示された。球状MSCの特性は培地条件に非常に依存的だった。TSG-6発現の最適条件下においてhMSCは抗炎症性および抗アポートシスの両特性を持つ蛋白質であるスタンニオカルシン-1,加えて3つの抗癌蛋白質(IL-24,TNFα関連アポトーシス誘導リガンド,CD82)も高レベルに発現した。球状hMSCは接着単層培養由来のhMSCよりも炎症応答抑制に効果的であることが,LPS活性化マクロファージを含む共培養系とマウス腹膜炎モデルにおいて確認された。また球状hMSC体積は接着培養由来のhMSCの約1/4だった。結果として大多数の細胞は静脈内点滴後,肺を通り,脾臓,肝臓,腎臓,心臓で回収された。本データにより無菌組織損傷と未消散炎症性による疾患の治療,および抗炎症性薬剤に対し感受性のある癌において,球状hMSCは接着培養由来のhMSCよりも効果的であることが示唆された。
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
細胞生理一般  ,  細胞・組織培養法 

前のページに戻る