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J-GLOBAL ID:201002278153651303   整理番号:10A0122355

地球温暖化防止へ森林保全活動 東京電力,尾瀬戸倉山林を推進モデルに

資料名:
巻: 43  号:ページ: 92-97  発行年: 2010年02月01日 
JST資料番号: G0075A  ISSN: 0285-5437  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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160km2にも及ぶ東京電力の所有地は,尾瀬国立公園特別保護区の約7割,国立公園全体の約4割を占める。所有林全体のCO2吸収量は,3つの調査区における推定結果と航空機からのレーザー測定による所有林全体の構造解析をもとに推定した。その結果,尾瀬戸倉山林は,年間7万tに及ぶCO2を吸収していると推定された。尾瀬は,国立公園の特別保護地区であり,国の特別記念物に指定された「日本の宝」である。また,2005年にはラムサール条約にも登録された「世界の宝」である。東京電力は「尾瀬の自然を守ることは,当社の社会的責任」として,長年保護に取り組んできた。尾瀬戸倉山林が「森林のCO2吸収量と生物多様性レベルの認定」の第1号となったのは,生物多様性の保全も含め,同社の取り組みが全面的に高く評価されたからにほかならない。森林再生は,いまや世界の共通課題である。同社は,森林保全によって森林のCO2吸収量を高めるなど総合的な戦略で取り組んでおり,総合戦略を推進するための森林保全活動を支援する」基金を創設した。それは,省エネ手段として注目されている高効率給湯器「エコキュート」を導入する家庭に対して5000円を「ECOポケットマネー」としてキャッシュバックするとともに積み立て,森林保全基金にしようちうものである。この基金は一過性の植林活動でなく,継続的で確かな思想を持って取り組んでいる森林保全活動を応援するもので,公的な森林の再生に使っている。尾瀬における自然保護の最近の特徴は広くボランティアと協働している点で,尾瀬戸倉山林の植林には,毎年多くの応募があり,全国から幅広い年齢層が集まる。こうしたボランティア活動を含め,人と自然が触れ合う機会を提供しているのが「東京電力自然学校」である。尾瀬戸倉山林と新潟県十日町市の当間高原,各地の水力・火力発電所で,様々な活動を行っており,当社の社会貢献(CSR)活動の大きな柱となっている。尾瀬の群馬県側の玄関口には,09年4月に「尾瀬・戸倉教室」がオープンし,館内展示の解説やスライドショー,尾瀬戸倉の自然を体験する「ECOツアー」や「ネイチャーツアー」などを実施している。
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分類 (1件):
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自然保護 

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