文献

J-GLOBAL ID：201002278209846889   整理番号：10A0857030

家畜ふん尿の新処理・利用技術と課題 2.家畜ふん尿に含まれる重金属元素

著者 (1件)： 森昭憲 (農業・食品産業技術総合研究機構 畜産草地研)
資料名： 日本土壌肥料学雑誌  (Japanese Journal of Soil Science and Plant Nutrition)
巻： 81  号： 4  ページ： 413-418  発行年： 2010年08月05日 
JST資料番号： G0156A  ISSN： 0029-0610  CODEN： NIDHAX  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 家畜ふん堆肥は,様々な肥料成分を含むため,畜種ごとの特徴を理解し,適切に利用することが大切であるが,家畜ふん尿は飼料に由来する重金属を含むため,家畜ふん堆肥を作物生産に利用した場合,付随的に重金属が農地に投入される。家畜ふん堆肥を安心して利用するには,堆肥施用が土壌と作物の重金属濃度に及ぼす影響を理解し,作物とヒトに対する安全性を適切に評価することが重要である。そこで,1)飼料に含まれる重金属,2)家畜ふん堆肥に含まれる重金属濃度,3)家畜ふん堆肥の利用に伴う重金属の土壌蓄積,4)堆肥利用が作物の重金属濃度に及ぼす影響,5)土壌の重金属濃度の管理基準と規制値,6)作物の重金属濃度とヒトへの影響,7)定期的なモニタリングの必要性,につき解説した。

シソーラス用語： *重金属汚染 ,  飼料 ,  *家畜糞尿 ,  畜産廃棄物 ,  施肥 ,  土壌汚染 ,  *堆肥 ,  食品汚染 ,  安全性 ,  監視
準シソーラス用語： 家畜糞堆肥

分類 (2件)： 重金属とその化合物一般  (SB05021R) ,  肥料一般  (FB05010C)

引用文献 (50件)：

• 浅見輝男. 土壌汚染防止法の制定とその仕組み. データで示す日本土壌の有害金属汚染. 2001, 22-31
• 別所智博. 農業地等における重金属自然賦存量調査について. 再生と利用. 1985, 29, 39-47
• CHANG, A. C. Cadmium uptake for Swiss chard grown on composted sewage sludge treated field plot : plateau or time bomb?. J. Environ. Qual. 1997, 26, 11-19
• CHWASTOWSKA, J. Speciation of heavy metals in municipal composts. Intern. J. Environ. Anal. Chem. 1997, 68, 13-24
• 古館明洋. 豚糞堆肥施用による土壌および豆類子実への亜鉛と銅供給効果. 北農. 2004, 71, 142-148

タイトルに関連する用語 (2件)： 家畜ふん尿 ,  重金属元素