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J-GLOBAL ID：201002278274145022   整理番号：10A0334658

構造物毎の取組み紹介 高速道路における道路構造物の点検とモニタリング技術について

著者 (1件)： 七五三野茂 (高速道路総合技術研究所)
資料名： JACIC情報
巻： 25  号： 1  ページ： 43-48  発行年： 2010年03月15日 
JST資料番号： X0073A  ISSN： 0914-4528  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 東日本,中日本,西日本高速道路会社の管理する高速道路および一般有料道路は,約8,600kmである。現在,40年以上経過した橋梁数は約15%であるが,10年後には40%を超えることが予測される。また,多くの路線が山岳地帯を通過しているため,膨大なのり面管理が実施されており,資産の保全とともに防災上の対応も重要となっている。さらに,高機能(排水性)舗装が全舗装の約7割を占め,雨水による舗装内部のはく離などの新たな損傷に対する対応が求められてきているとともに,舗装老朽化などによるひび割れ損傷も発生しており,早急な対応が課題となっている。このような状況において,道路資産を長期間,健全な状態に保っていくためには,アセットマネジメントによる合理的で効率的な道路構造物の保全や防災対策が必要であり,構造物の現状把握と将来予測のための点検や調査によるデータの蓄積と分析が必要不可欠である。本報告では,高速道路における舗装(ひび割れの進行把握とモニタリング),橋梁(鋼橋塗膜劣化診断システム)の保全で必要な点検・調査,および土工区間での防災のためのモニタリング技術を紹介した。

シソーラス用語： *高速道路 ,  道路管理 ,  構造物 ,  *点検 ,  監視 ,  維持管理 ,  老朽化 ,  舗装道路 ,  亀裂 ,  道路橋 ,  塗膜 ,  劣化 ,  光ファイバセンサ ,  電子カメラ ,  斜面
準シソーラス用語： ディジタルカメラ ,  *道路構造物

分類 (1件)： 道路の維持修繕  (RC08050E)

引用文献 (4件)：

• 東日本、中日本、西日本高速道路 (株)、保全点検要領2006
• 熊田他、モニタリングデータを用いた高速道路舗装の統計的劣化モデルの検討、土木学会舗装工学論文集、第14巻2009.12
• 橋本他、光ファイバと弾性体 (天然ゴム) を用いた地山変位計測システムの開発、地盤工学会関西支部、地盤の環境・計測技術に関するシンポジウム2008
• 松山他、精密写真測量によるのり面変位計測システムノ実用化、第25回日本道路会議、2003年11月

タイトルに関連する用語 (5件)： 構造物 ,  高速道路 ,  道路構造物 ,  点検 ,  モニタリング