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J-GLOBAL ID：201002278294135864   整理番号：10A1043664

炭素鋼とチタン箔の拡散接合と表面窒化同時処理の検討

Examination of Simultaneous Processing of Diffusion Bonding and Nitriding between Carbon Steel and Titanium Foil

著者 (2件)： 小山真司 (群馬大学大学院工学研究科) ,  川澄健太郎 (群馬大学大学院工学研究科)
資料名： 日本金属学会誌  (Journal of the Japan Institute of Metals and Materials)
巻： 74  号： 10  ページ： 656-661 (J-STAGE)  発行年： 2010年 
JST資料番号： G0023A  ISSN： 0021-4876  CODEN： NIKGAV  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 金属の表面硬度および耐摩耗性を向上させる窒化チタン(TiN)薄膜付与材が研究・実用化されている。本研究では,安価な炭素鋼表面にチタン箔を接合し,同時に窒素ガスによりチタン箔表面を窒化することを想起した。本稿では,炭素鋼S50Cとチタン箔の拡散接合と表面窒化の同時処理において,処理表面の機械的特性に及ぼす処理温度の影響を調べた。表面硬さは処理温度の上昇とともに増加し,1250KではTiN単相と同等の硬化層を得た。1100K以上の処理温度で,ボイドのない健全な接合部を得た。硬化層の表層部はTi₂NとTiNからなり,処理温度の上昇とともにTiNの割合が増加した。TiN単相の表面硬化層あるいは窒素を多量に含むチタン箔により摩耗を抑制できることが分かった。

シソーラス用語： *表面処理 ,  表面硬化 ,  拡散接合 ,  窒化 ,  処理 ,  炭素鋼 ,  *チタン化合物 ,  窒化物 ,  中炭素鋼 ,  金属箔 ,  チタン ,  温度依存性 ,  分布 ,  微小硬さ ,  耐摩耗性 ,  *機械的性質 ,  硬化層 ,  濃度分布 ,  窒素 ,  界面 ,  表面構造 ,  滑り摩耗 ,  X線回折 ,  反応生成物 ,  相組成 ,  結晶構造 ,  走査電子顕微鏡 ,  痕跡 ,  電子プローブX線分析
準シソーラス用語： 同時処理 ,  窒化チタン ,  S50C ,  硬度分布 ,  界面組織 ,  摩耗痕 ,  EPMA【表面分析】

分類 (2件)： 表面硬化熱処理  (WC03030E) ,  機械的性質  (WB02030U)

引用文献 (9件)：

• HOGMARK, S. Wear. 2000, 246, 20-33
• RUSET, C. Surf. Coat. Technol. 2003, 174-175, 698-703
• GRIGORE, E. Surf. Coat. Technol. 2005, 200, 744-747
• UCHIDA, H. Vacuum. 2000, 59, 321-329
• KAGIYAMA, A. Surf. Coat. Technol. 2003, 169-170, 397-400

タイトルに関連する用語 (6件)： 炭素鋼 ,  チタン ,  箔 ,  拡散接合 ,  窒化 ,  同時処理