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J-GLOBAL ID:201002278330475049   整理番号:10A0238556

Niベースの酸素キャリアを用いる1kWth反応器中での石炭の化学ルーピング燃焼の特性化

Characterization of chemical looping combustion of coal in a 1kWth reactor with a nickel-based oxygen carrier
著者 (4件):
資料名:
巻: 157  号:ページ: 934-942  発行年: 2010年05月 
JST資料番号: C0104A  ISSN: 0010-2180  CODEN: CBFMAO  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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化学ルーピング燃焼は,CO2の放出なしにエネルギー生産の需要に適合させるため利用できる,新規な技術である。石炭の化学ルーピング燃焼プロセス中のCO2捕獲効率を改善するため,石炭の化学ルーピング燃焼に用いる試作型装置の構成を本研究で作製した。これは燃料反応器及びループシールと共に空気反応器,サイクロン,噴流床としての急速流動床より成る。ループシール急速流動床と噴流床とを連結し,二つの反応器の間の燃焼排ガスの汚染を防ぐため水蒸気により流動する。石炭の化学ルーピング燃焼の挙動は,1kWth試作装置内のNiO/Al2O3酸素キャリアにより実験的に研究した。実験結果は,この装置構成が,985°Cの燃料反応器において,95%までのCO2捕獲効率を与える酸素キャリア粒子の外部循環により,燃料反応器から空気反応器への残留チャー流入量を最小にすることが可能なことを認めた。空気及び燃料反応器中の硫黄化学種のガス状生成物の放出に及ぼす,燃料反応器温度の影響の検討を行った。燃料反応器中に放出されたガス状硫黄生成物の画分は燃料反応器の温度に伴って増加した。一方,空気反応器中の硫黄生成物の画分は対応して減少した。高い燃料反応器温度は一層のSO2生成の結果となり,燃料反応器中のH2Sは減少した。燃料反応器内のSO2の増加は,燃料反応器温度により増加する燃料反応器出口ガス中の,COSを生成するためのCO濃度とCOS濃度によりSO2の反応は加速された。空気反応器出口ガス中のSO2は,空気による残留チャー燃焼物内の硫黄の生成物及び空気反応器内の空気による硫化ニッケルの酸化生成物より構成された。燃料反応器温度の上昇による燃料反応器内の残留チャーの明らかな減少に起因して,燃料反応器から空気反応器に流入する残留チャーの減少の結果,及び空気反応器中の空気による残留チャーの燃焼における硫黄からのSO2の減少の結果となった。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
分類
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燃焼一般  ,  石炭の物理的・化学的処理  ,  反応操作(単位反応) 

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