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J-GLOBAL ID:201002278400443441   整理番号:10A1070901

Rhizoctonia solani AG-3 PTおよびAG-2-Ntによって引き起こされるトマトの根腐病およびその宿主域に関する最初の報告と分子キャラクタリゼーション

The first report of tomato foot rot caused by Rhizoctonia solani AG-3 PT and AG-2-Nt and its host range and molecular characterization
著者 (2件):
資料名:
巻: 76  号:ページ: 310-319  発行年: 2010年10月 
JST資料番号: L3961A  ISSN: 1345-2630  CODEN: NSBGAM  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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2004~2007年に,北海道の4都市において,成熟トマトに根腐病が見出された。病斑組織から分離された8菌株のうち6菌株は,Rhizoctonia solani接合グループ(AG)のAG-3であり,他2菌株はAG-2-1であることがわかった。これらの菌株をトマト,タバコ,ジャガイモに接種し,その病状からAG-3(PT,TB,TM)AG-2-Ntなどを含む9つの基準菌株の症状と比べた。その結果,8つの全分離菌はトマトに根腐病を引き起こした。6つのAG-3分離菌はトマトの幼植物体に根腐病を引き起こした。一方,ジャガイモの幼植物体の茎腐病を引き起こすAG-3PTの標準菌株はトマトの根腐病を刺激した。2つのAG-2-1分離菌とAG-2-Ntの標準菌株は,タバコ葉に激しい葉腐症状を引き起こした。AG-3分離菌のrDNA-ITS領域およびrDNA-IGS1領域の配列は,AG-3PT菌株と高い相同性が示された。rDNAのITSおよびIGS1領域に基づいた系統樹から,トマト由来のAG-2-1分離菌は,AG-2-Ntと単一クレードを形成し,日本産AG-2-1分離株(培養型II)とは異なる系統であることが示された。分離菌株の病原性検定とDNA配列評価から,AG-3およびAG-2-1の分離菌は,各々AG-3PTおよびAG-2-Ntに属することが示された。これは,日本においてR.solaniによって引き起こされたトマト根腐病に関する最初の報告である。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
分類
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菌類による植物病害  ,  野菜 
引用文献 (43件):
  • ABE, H. Anastomosis groups of isolates of Rhizoctonia solani Kuhn from potatoes. Bull Hokkaido Pref Agric Exp Stn. 1978, 40, 61-70
  • BABA, T. Studies on root rot disease prevention in sugar beet and black scurf disease prevention in potato caused by Rhizoctonia solani Kuhn. Rep Hokkaido Pref Agric Exp Stn. 1981, 35, 1-74
  • BAKER, KF. Types of Rhizoctonia diseases and their occurrence. Rhizoctonia solani : biology and pathology. 1970, 125-148
  • BANDY, BP. Anastomosis groups 3 is the major cause of Rhizoctonia disease of potato in Maine. Plant Dis. 1988, 72, 596-598
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