抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
従来の暗号技術は,ディスプレイに表示された情報に対する覗き見や映像信号の盗聴を防ぐことはできない。この課題に対して,光学的に復号可能な暗号を利用したディスプレイのセキュリティ技術(セキュアディスプレイ技術)が提案されている。セキュアディスプレイは光暗号により映像信号の解読やスパイウェアによる情報盗難を防止するとともに,復号結果の観察領域を三次元的に限定することで覗き込みを防止する。画面の上に復号用のマスクを設置する構成の強度演算型のセキュアディスプレイには,専用ハードウェアを必要としない利点があるが,符号化のために解像度が低下する課題がある。液晶パネルを偏光演算に用いることで,解像度劣化の課題を克服できる偏光演算型セキュアディスプレイが可能になる。本稿では,セキュアディスプレイの原理と設計を記した後,観察領域の限定結果を示す。(著者抄録)