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J-GLOBAL ID:201002278685061547   整理番号:10A0549538

世界の環境潮流 低炭素時代のチャンスとリスク(第3回)心もとない石炭の未来

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資料名:
巻: 43  号:ページ: 60-61  発行年: 2010年06月01日 
JST資料番号: G0075B  ISSN: 2185-0364  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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豊富な埋蔵量の石炭の最大の欠点は,燃焼時に多量のCO2を発生することで,単位エネルギー当たりのCO2排出量はどの燃料よりも多く,現在,石油に次ぐ第2位のCO2発生源である。石炭発電のCO2を削減する方向性の1つは石炭以外の発電源に切り換えることで,2つ目は技術革新により石炭発電プロセスを低CO2化することである。低CO2化の1つは燃焼効率向上によりCO2を減らすもので,もう1つは燃焼で生じるCO2を大気中に放出しないようにするものである。前者の代表例が,石炭ガス化複合発電(IGCC)で,従来より排出を約20%削減でき,石油火力と同等になるが,経済性や運用面が向上して主力となるにはもう少し時間がかかる。後者としては,燃焼ガスからCO2を取り除く,CO2回収・貯留(CCS)技術が挙げられるが,現状ではCO21t当たりコストが80~100ドルと極めて高く,商業的には大幅な低コスト化が必要となる。長期的には,これらの先進的技術がCO2削減の成否を握っていることは間違いない。IGCCを含む火力発電の高効率化については,日本企業は世界でトップレベルの技術を有し,今後低コスト化に成功して海外展開できれば,世界のCO2削減ニーズに起因する大きなビジネスチャンスを得ることは可能である。
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分類 (1件):
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エネルギー利用と環境との関係 

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