抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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分散型エネルギー技術の多様化により地域・建築のエネルギーシステムの選択が難しくなることを踏まえて,その導入支援手法を提案した。併せて,事例研究として,北九州学術都市の地域エネルギーシステムにおける手法を検証した結果を報告した。分散型エネルギー技術としては,構成要素であるエネルギー源,技術,システムの組合せにより非常に多数になるので,設計者が経済性の観点から迅速に見出すことができるモデルを提案した。はじめに,この分散型エネルギー技術選択の経済モデルとして,目標関数,制約条件,モデルの解法アルゴリズムを示した。次に,データベースの整備に関して,デマンドサイド需要,市場情報,技術情報を示した。更に,分散型エネルギー技術の導入選択支援ツールのケーススタデイとして北九州学術都市の実例につき5例を挙げて検証した。これらの結果として,分散型エネルギー技術の導入により従来型に比較するとランニングコストの削減率はほぼ55%であるが,現時点では初期投資が高額になること,分散型エネルギー技術の有効性は排熱利用によることを確認したことなどの知見を得た。