抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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RTK-GPS(Real Time Kinematic-Global Positioning System)測量では従来の測量方式の作業時間や手間を短縮できるが,測量機器のコストや取扱いに問題がある。本論文では,小型・軽量で取扱いが容易なハンディGPSの地理情報システムへの適用可能性を検討するために,GARMINN社製Geko201を用いて性能評価実験を行った。スタティック測量結果との差異を調べたところ,直線距離として平均4.196mの差異が認められた。正確な座標が必要ない用途ならば問題ない精度なので,高さ約4.5mの小丘で高さデータを含めた地形解析を試み,上部が十分に開けていない場所での測量精度が低下することを確かめた。また,測定点を頂点とするTIN(Triangulated Irregular Network)データを用いた3次元モデルはRTK-GPSを用いた場合と比べて凹凸が激しく,高度計を内蔵するハンディGPSとしてEMPEX社製Mount Miniでも実験を行った。その結果,約4~8mの誤差が生じ,高低差10m未満では3次元モデルでの表現は難しかったが,高さ方向で約70mの範囲の地形ではその概略の把握に役立つことがわかった。