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J-GLOBAL ID：201002278755438325   整理番号：10A0036250

高耐力支保による早期閉合で押出し性地山に挑む-北海道横断自動車道穂別トンネル東工事-

Tackling Squeesing Ground using Quick Invert Building with High Strength Support-Hokkaido-Odan Expressway Hobetsu Tunnel East Section-

著者 (4件)： 高橋俊長 (東日本高速道路) ,  向井隆 (東日本高速道路) ,  井上孝俊 (清水建設・株木建設) ,  垣見康介 (清水建設・株木建設)
資料名： トンネルと地下  (日本トンネル技術協会誌)
巻： 41  号： 1  ページ： 15-25  発行年： 2010年01月01日 
JST資料番号： S0644A  ISSN： 0285-631X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 避難坑を併設する延長4323mの標題高速道路トンネルの施工について報告した。脆弱で自立度の低い粘板岩・緑色岩メランジュのトンネル掘削に標準パターンDIIで施工を開始したところ,大変位と支保構造体の破壊が生じ縫返しを余儀なくされた.厚肉円筒理論を用いて支保部材の多重化による高耐力の二重支保構造を設計し,切羽から1D以内で早期閉合する補助ベンチ付き全断面掘削を採用した。その結果,支保構造体の厚肉,高耐力化により変形余裕の範囲内でトンネルの力学的安定が確保でき,この設計施工方法の有効性が示された。また縫返し施工を含めた力学挙動特性が明らかになった。

シソーラス用語： *道路トンネル ,  メランジェ ,  理論 ,  構造 ,  *全断面掘削 ,  *トンネル掘削 ,  支保 ,  結合 ,  粘板岩 ,  緑色岩
準シソーラス用語： 厚肉円筒理論 ,  早期閉合 ,  *二重支保構造

分類 (1件)： トンネル工事  (RC05031E)

引用文献 (4件)：

• 東・中・西日本高速道路: 設計要領第三集, トンネル編p. 79, 2006.
• 楠本太・恩田雅也・上岡真也: 押出し性地山における大断面トンネルの力学パラメータに関する考察, 土木学会第60回年次学術講演会, 第III部門, 2005.
• 早坂治敏・江戸川修一・楠本太: 二重支保構造のトンネル挙動特性, 土木学会第54回年次学術講演会, 第III部門, 1999,
• (社) 電力土木技術協会: 電力施設地下構造物の設計と施工,(株) 山海堂, p. 42, 1986.

タイトルに関連する用語 (7件)： 耐力 ,  支保 ,  早期閉合 ,  押出し性地山 ,  北海道横断自動車道 ,  トンネル ,  工事