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J-GLOBAL ID：201002278763302467   整理番号：10A0334860

衝突時の軸圧潰エネルギー吸収量向上のためのMAGレーザハイブリッド溶接適用技術

MAG-Laser Hybrid Welding that Increases Amount of Axial Collapse Energy Absorption in Collisions

著者 (2件)： 小林茂 (本田技研) ,  五味哲也 (本田技研)
資料名： Honda R&D Technical Review  (Honda R&D Technical Review)
巻： 22  号： 1  ページ： 188-193  発行年： 2010年03月01日 
JST資料番号： L0353A  ISSN： 0915-3918  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 自動車の省燃費化(地球環境保護)や軽量化及び衝突安全性の向上などの要求が,更に増大している。衝突エネルギーを吸収する車体部材(フロントサイドフレームなど)に,従来の点溶接に代えて,連続レーザ溶接を適用することによって,このエネルギー吸収量が向上することが知られている。古迫らの研究では,点溶接に比べ,15%のエネルギー吸収量の増加が報告されているが,レーザ溶接の最適位置,ギャップ部や亜鉛めっき材の接合強度などは研究されていない。そこで,ギャップ部溶接に優れるMAG溶接と貫通溶接に優れるレーザ溶接を組合せたMAGレーザハイブリッド溶接技術を開発した。R止まり部の溶接試料による落錘試験及びCAEによる検証の結果,点溶接に比べ,エネルギー吸収量を約40%増加できた。

シソーラス用語： *自動車車体構造 ,  *フレーム構造 ,  *MAG溶接 ,  *レーザ溶接 ,  フロントエンド【自動車】 ,  隅角部 ,  亜鉛めっき鋼板 ,  つぶれ効果 ,  衝突エネルギー ,  エネルギー吸収 ,  衝撃試験 ,  点溶接 ,  比較試験 ,  CAE【計算機】 ,  計算機シミュレーション ,  有限要素法 ,  解析モデル ,  数値解析 ,  有効性
準シソーラス用語： *ハイブリッド溶接

分類 (3件)： 車体構造とぎ装  (QG03060R) ,  特殊加工  (QC04000Y) ,  溶接技術  (WC07030G)

引用文献 (8件)：

• 古迫誠志, 上西朗弘, 宮崎康信: 高強度鋼板の適用による衝撃エネルギー吸収能の向上, 新日鉄技報, 第385号, p. 32-35(2006)
• Seiji KATAYAMA, Masami MIZUTANI, Taishi TARUI and Kiyokazu MORI: YAG Laser Lap Welding Phenomena of Zn-Coated Steel Sheet and Monitoring of Reflected Beam. International Symposium on Joining Technologies in Advanced Automobile Assembly, p. 151-158(2005)
• Christin Kageler, Alexander Grimm, Andreas Otto, Michael Schmidt: Frequency-modulated zero-gap laser beam welding zinc-coated steel sheets in an overlap joint configuration, 5^th International WLT-Conference on Lasers in Manufacturing Munich, June, p. 1-8(2009)
• 内原正人, 福井清之: 自動車用高張力鋼板のハイブリッド溶接, 溶接学会全国大会講演概要, 第75集, p. 204-205(2004)
• 池田倫正, 沖田泰明, 小野守章: 自動車車体組立用の新溶接技術, JFE技報, No.16, p. 40-45(2007)

タイトルに関連する用語 (5件)： 衝突 ,  圧潰 ,  エネルギー吸収量 ,  レーザ ,  ハイブリッド溶接