文献
J-GLOBAL ID:201002278819857211   整理番号:10A0826401

病原性酵母Candida glabrataのノックダウン菌株及び構造に基づいたリガンドデザインを用いた標的検証及び病原性真菌プロフィリンに対するリガンド開発

Target validation and ligand development for a pathogenic fungal profilin, using a knock-down strain of pathogenic yeast Candida glabrata and structure-based ligand design
著者 (3件):
資料名:
巻: 27  号:ページ: 369-378  発行年: 2010年07月 
JST資料番号: B0587A  ISSN: 0749-503X  CODEN: YESTE3  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
臨床にて各種全身性真菌症起因菌に薬剤耐性菌が検出され,その発生率が増大していることから新薬の発見が望まれているので,新奇薬物標的,及び阻害剤またはリガンドの提供が抗真菌薬開発の一助になると推定した。この提供として薬物標的の検証に対する病原性真菌C.glabrataを,薬物標的の可能性に対しては真菌細胞増殖に必須で,低分子アクチン結合蛋白質であり,かつ構造に基づくリガンドデザインの検討に十分な情報がある真菌プロフィリンを,各々対象に選択した。C.glabrataのプロフィリンコード化遺伝子を同定し,Tet-OFFプロモータシステムを用いて条件付プロフィリン発現変異株を構築した。この変異株を用いて細胞増殖に対してプロフィリン発現が重要であることを分析できた。一方,プロフィリンの3D構造モデルに基づき,計算機支援アプローチによりアクチン結合に対してプロフィリンの重要な界面へ結合する新奇リガンドのペプチドを3種類デザイン化した。得られたペプチドはp34205,p35502及びp31505であり,緩衝液に対して溶解性の低いp35502を除いたペプチド2種類は野生型プロフィリンに用量依存性で結合量を増大した。しかし,プロフィリンの機能性界面に存在するアミノ酸残基Arg81及びAsp83の変異体,R81A/D83A-プロフィリンに対しては低結合性を示した。以上から,本検討は薬物開発研究に対する標的及びリガンドの情報セットを提供したが,更なる抗真菌薬開発に有用であると推定した。
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (4件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
微生物の生化学  ,  遺伝子の構造と化学  ,  抗かび薬の基礎研究  ,  分子・遺伝情報処理 

前のページに戻る