抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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欧米では10年程前から航空機レーザーマッピング(ALSM)による地形研究とALSMによる地形研究プロジェクト(NCALM:米国国立センターの空中レーザーマッピング)が進行している.本論で,筆者は,こうした,DEMによる地形計測研究の現状と課題の概要を報告している.検討の結果,日本においては,パブリックドメインのLiDARデータ網の構築がなされておらずその構築が急務である.また,日本の地形学の教育環境の充実が必要であることが判明した.航空機レーザーマッピング(ALSM)によって作成したデータによる地形研究には,コンピューターによる数値解析法やGISに関する技術的な知識の双方が必要である.効率的な研究者の育成はかなり困難である.また,米国の地形と日本の地形には,表面の粗度に違いがあり,こうしたデータをそのまま適用する訳にはいかないなどの問題もある.