抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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ロシアやペルシャ湾地域からヨーロッパの最終消費者に,天然ガスをパイプラインとLNGチェーンによって輸送する場合の経済性を比較した。輸送コストを小さくするためには大きな径のガス管と大きな圧力を必要とするパイプラインは配管網,圧縮ステーションより構成される。LNGチェーンは天然ガスを低温冷却で液化し輸送するために特別のLNGタンカーが必要であり,さらに積込みターミナルでは液化装置が,陸揚げターミナルでは再蒸発装置が必要である。ペルシャ湾からの輸送の場合はスエズ運河を経由して,12,000kmの間を輸送されるとした。輸送距離を~14000kmで比較した。その結果,次のことが分かった。1)LNGチェーンよりパイプラインによる天然ガス輸送は現実的条件では経済的で,損益分岐点は8000kmである,2)パイプライン輸送を技術的にも経済的にも現実的なものにするためには最大径(DN1400/PN100)のガス管を用いる必要がある。