文献
J-GLOBAL ID:201002279194393145   整理番号:10A0243541

視線インタフェースシステムのための虹彩中心検出誤差軽減手法の検討

A Study on Reducing the Detection Errors of the Center of the Iris for an Eye-Gaze Interface System
著者 (7件):
資料名:
巻: 130  号:ページ: 442-449 (J-STAGE)  発行年: 2010年 
JST資料番号: S0810A  ISSN: 0385-4221  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
視線インタフェースシステムは,パソコン操作者の視線位置を検出し,入力手段に用いる入力装置であり,手足の動作が不自由な人々にとって,通常の入力機器を代替するものである。現在開発されている多くのシステムは赤外光を目に照射して瞳孔を検出し,視線の検出を行っているが,赤外光照射装置を必要とし,高性能のズーム機能を持った高価なビデオカメラも必要なため普及が進んでいない。これに対し著者らは,簡易なシステム構成を目指し,小型ビデオカメラ,キャプチャーボード,パソコンのみで構成される視線インタフェースシステムをこれまでに開発した。これは,赤外光の照射を行わないために,目画像からの検出が瞳孔より容易な虹彩の輪郭を視線検出のために用いている。瞳孔に比べ,形状が大きな虹彩輪郭を利用するため,視線がデイスプレイの周辺近傍に向けられた場合には,虹彩輪郭が目頭,目尻や睫毛の部分と同化して検出される問題があった。本論文はその問題の解決のため,虹彩と同化した領域を取り除く処理と,分割円形テンプレートをパターンマッチングに用いる処理とを提案し,その有効性を実験により検証した。その結果,虹彩の直径の情報を用いた領域の切り出し処理が,誤差の軽減効果が高く,視線がデイスプレイの周辺近傍に向けられた場合にも高い精度が得られることが明らかになった。
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
入出力装置  ,  パターン認識 
引用文献 (20件):
  • (1) 田村 博:「ヒューマンインタフェース」,オーム社 (1998)
  • (2) 高松鶴吉・太田 茂:「障害者の可能性を拡げるコンピュータ」,中央法規 (1990)
  • (3) 市川 熹・手嶋教之:「福祉と情報技術」,オーム社 (2006)
  • (4) K. Itoh, Y. Sudoh, and T. Ifukube: “Eye Gaze Communication System for People with Severe Physical Disabilities”, IEICE, Vol. J83-D-I, No. 5, pp. 495-503 (2000-5) (in Japanese)
  • 伊藤和幸・数藤康雄・伊福部達:「重度肢体不自由者向けの視線入力方式コミュニケーション装置」,信学論,J83-D-I, 5, pp. 495-503 (2000)
もっと見る
タイトルに関連する用語 (5件):
タイトルに関連する用語
J-GLOBALで独自に切り出した文献タイトルの用語をもとにしたキーワードです

前のページに戻る