国際協力による天文学の仮想観測所

OHISHI Masatoshi

文献

J-GLOBAL ID：201002279211437372 整理番号：10A0325950

国際協力による天文学の仮想観測所

Astronomical Virtual Observatories Through International Collaboration

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著者 (1件)：
資料名：
巻： 9 ページ： S128-S134 (J-STAGE) 発行年： 2010年
JST資料番号： U0042A ISSN： 1683-1470 資料種別：逐次刊行物 (A)
記事区分：解説発行国：日本 (JPN) 言語：英語 (EN)

天文学の仮想観測所(VO)は天文学に対する新興の研究環境であり,16の国と一つの地域が,相互運用性のための国際標準プロトコルに基づいて,それらのVOを開発するために資金を供給している。16拠出VO計画は国際仮想観測所同盟(IVOA)を設立し,レジストリ(メタデータ)やデータ取得,問い合わせ言語や出力型式(VO表),データモデルや応用インタフェイス等の標準的相互運用可能インタフェイスを開発している。IVOA会員はIVOAインタフェイスを通じて各VO環境を構築した。日本の国立天文台(NAOJ)はそのVO計画(日本仮想観測所-JVO)を2002年に開始し,そのVOシステムを開発した。最新のJVOシステムは,2004年12月より米国や欧州の他のVOと相互運用することに成功した。すばる望遠鏡による観測データやJAXA/ISAS等の衛星データはJVOシステムと結ばれている。他のVOとJVOシステムが相互運用可能であるということは,世界中の天文学者がこれら望遠鏡で得られた最高位のデータを,世界中のどの場所からでも任意の時間に利用できるということを意味している。JVOシステムの設計,IVOAで定めた現行の標準プロトコルの諸問題を含む開発中に得られた経験,近未来においてこれら問題を解決するための提案を述べた。(翻訳著者抄録)

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天文学・天体物理学一般 , 情報源

引用文献 (8件)：

Ohishi, M., et al., (2006), in ASP Conf. Ser. 351, ADASS XV, ed. C. Gabriel, C. Arviset, D. Ponz, & E. Solano (San Francisco: ASP), 375
Shirasaki, Y., et al., (2005), in ASP Conf. Ser. 347, ADASS XIV, ed. P. Shopbell, M. Britton, and R. Ebert (San Francisco: ASP), 262
Shirasaki, Y., Tanaka, M., Ohishi, M., Mizumoto, Y., Kawanomoto, S., Honda, S., et al. (2009), Application of Information Technologies on Astronomy: Japanese Virtual Observatory (JVO) Portal. Proceedings of International Symposium: Fifty Years after IGY, Tsukuba, Japan
Tanaka, M., et al., (2005), in ASP Conf. Ser. 347, ADASS XIV, ed. P. Shopbell, M. Britton, and R. Ebert (San Francisco: ASP), 267
Tanaka, M., et al., (2006), in ASP Conf. Ser. 351, ADASS XV, ed. C. Gabriel, C. Arviset, D. Ponz, & E. Solano (San Francisco: ASP), 460

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