抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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電車線設備に加わる過大電流算出手順と過負荷率(%)の計算方法の概略を述べた。過負荷率(%)の算出には,電車線(き電線)を流れる一時間最大実効電流及び,短時間に繰り返される過大電流(短時間過大電流)を求める必要がある。1)車両側の条件(列車の組成,起動最大電流等)と地上側の条件(変電所間隔,駅間距離,き電線線種)を定め,当該線区を走行する電車の運転・電流曲線及び列車ダイヤを用いて複数列車の競合する重畳電流を算出する。そしてその算出結果から一時間最大実効電流と短時間過大電流を求める。2)電車線・設計施工標準の電線定数表に基づき,一時間最大実効電流とき電線の線種から連続許容電流を求める。そして短時間過大電流を連続許容電流で除して過負荷率(%)を求める。一般的に混雑時における平坦線区の電車線過負荷率(%)は,旧国鉄時代に行われた実験等の経験をもとに,250%を超えなければ安全と見なしている。