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J-GLOBAL ID:201002279314473695   整理番号:10A0192245

無治療HIV-1サブタイプC感染アフリカ人の脂質異常性

Lipid Abnormalities in a Never-Treated HIV-1 Subtype C-Infected African Population
著者 (4件):
資料名:
巻: 45  号:ページ: 73-80  発行年: 2010年01月 
JST資料番号: B0873A  ISSN: 0024-4201  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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アフリカのHIV感染者の中には異常脂血症者が多い。これらの人々は代謝異常症候群(MetS)を呈し,冠動脈疾患の多発が問題になっている。欧米でのHIV感染はHIV-1サブタイプBが主であるが,南アフリカでは殆どがHIV-1サブタイプCウィルス感染である。そこで本研究では,サブタイプCが異常脂血症,延いてはMetS発生に関係している可能性について検討した。新しくHIV-1サブタイプC感染者と診断された300名の無治療治験者の血中脂質濃度を非感染者の対照群(300名)のそれらと比較した。その結果,低HDLコレステロール(実験群/対照群:1.23 vs 1.7mmole/L),高TG(1.29 vs 1.15mmole/L),高C-反応性蛋白質(3.31 vs 2.13mg/L),高インターロイキン6(4.70 vs 3.72pg/L)であった。しかし,感染者と非感染者間にMetS罹患率の差は認められなかった。この結果,抗ウィルス治療をしていないHIV感染アフリカ人において,HIV-1サブタイプCは異常脂血症には関係するが,MetSの高発症とは関連しないことが示された。
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分類 (2件):
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ウイルス感染の生理と病原性  ,  代謝異常・栄養性疾患一般 

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