抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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洋上風力発電導入ビジョン策定には,期待可採量の評価が必要である。本論文では日本の沿岸海域について期待可採量の評価を行った。定量的評価のため地理情報システムを援用し,風況については気象庁のデータをベースに約1kmメッシュで任意の高度の風況を求めることのできるメソスケールモデルLOCALSを利用した。沿岸の水深は日本海洋情報センターのデータを使用した。水深0~200mを5区分し,離岸距離0~30kmを3区分し,また海上高さを60m(2MW機ハブ高さ想定)および80m(5MW機ハブ高さ想定)として,年間平均風速を求めた。年間平均風速7m/s以上の地域で,2MW機は5基/km
2,5MW機は2基/km
2設置するとして,日本に設置する可能性のある容量を求めた。2MW(海上高さ60m)の場合は約920GW,5MW(海上高さ80m)の場合は約1200GWの結果を得た。これらを電力会社の管轄海域別に分けた結果も示した。なおこれらの数値は社会的な制約条件を考慮していない。