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J-GLOBAL ID：201002279362137982   整理番号：10A0046998

リチウムイオン電池用Li_1+x(Ni_zCo_1-2zMn_z)_1-xO₂物質の構造特性と電気化学的性質に及ぼす過剰Liの影響

Impact of Excess Li on the Structural and Electrochemical Properties of Li_1+x(Ni_zCo_1-2zMn_z)_1-xO₂ Materials for Lithium-Ion Batteries

著者 (3件)： KUMAGAI Naoaki (Iwate Univ., Iwate, JPN) ,  KIM Jung-Min (Iwate Univ., Iwate, JPN) ,  KADOMA Yoshihiro (Iwate Univ., Iwate, JPN)
資料名： 電気化学および工業物理化学  (Electrochemistry)
巻： 78  号： 1  ページ： 23-29  発行年： 2010年01月05日 
JST資料番号： G0072A  ISSN： 1344-3542  CODEN： EECTFA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： LiNi₂Co_1ー2zMn_zO₂物質をリチウムイオン二次電池用の有望な正極材料として研究した。これではコバルトイオンがα-NaFeO₂構造を保持しつつニッケル及びマンガンイオンで同時に置換されている。これら物質はLiNiO₂,LiCoO₂及びLiMnO₂の固溶体と見なすことができる。これでは遷移金属が3物質全てで3価であるが,LiNi₂Co_1ー2zMn_zO₂物質中に認められる遷移金属はNi²⁺,Co³⁺,及びMn⁺⁴である。これら物質の電気化学的リチウム脱インターカレーション-インターカレーションプロセスは主にNi^2+/4+及びCo^3+/4+酸化還元反応を伴うが,Mn⁴⁺イオンは電気化学的酸化還元反応に関与しない。最近,Li_1+x(Ni_zCo_1-2zMn_z)_1ーxO₂中の遷移金属のLi⁺置換,いわゆる過リチオ化,を導入し構造健全性と電気化学的性能を改良した。本報告では,x=0.00からx=0.17及びz=0.00からz=0.50までの範囲内で種々のx-及びz-値をもつLi_1+x(Ni_zCo_1-2zMn_z)_1ーxO₂物質の構造的並びに電気化学的性質に及ぼす過リチオ化の影響を紹介した。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *リチウムイオン電池 ,  *リチウム化合物 ,  *ニッケル酸塩 ,  *コバルト酸塩 ,  *マンガン酸塩 ,  *結晶構造 ,  特性 ,  リチウム ,  *電極材料 ,  固溶体 ,  原子価 ,  インターカレーション ,  酸化還元反応 ,  リチオ化 ,  健全性 ,  中性子回折 ,  XANES ,  格子定数 ,  充放電サイクル ,  X線回折 ,  電池容量
準シソーラス用語： 構造健全性 ,  *正極材料 ,  電気化学的性質

分類 (3件)： 塩基,金属酸化物  (CD01030Z) ,  電極過程  (CB07040U) ,  二次電池  (YB04030K)

引用文献 (36件)：

• LU, Z. Electrochem. Solid-State Lett. 2001, 4, A200
• OHZUKU, T. Chem. Lett. 2001, 30, 642
• OHZUKU, T. Chem. Lett. 2001, 30, 744
• HWANG, B. J. Chem. Mater. 2003, 15, 3676
• KIM, J.-M. Electrochim. Acta. 2004, 49, 937

タイトルに関連する用語 (5件)： リチウムイオン電池 ,  物質 ,  構造特性 ,  電気化学的性質 ,  Li