抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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2007年改正の「港湾の施設の技術上の基準・同解説」では,荒天時の泊地規模に関する定量的記述はなされていない。実際問題として荒天時における船舶の避泊実態(避泊に必要な水域規模)の把握は容易ではなく算定式の提案もなされていなかった。港湾研究部港湾計画研究室は,2008年の外航船・内航船におけるAIS(船舶自動識別装置)の搭載義務化を契機に国内の主要海域にAIS陸上局を設置し,船舶動静のリアルタイム観測機能およびデータ解析機能を有する国総研船舶動静解析システム(NILIM-AIS)を構築した。このシステムのデータ解析機能により,2009年10月に来襲した台風18号通過に伴う船舶の避泊実態,大型船の錨泊,湾内への出入りに関する実態を把握したので,その結果を報告する。