抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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鋼の要求特性を満たすために化学組成に対する顧客の要求が厳格化する背景から,本報告は鋼組成の製鋼工程におけるサンプリングと分析の信頼性について述べた。鋼溶製ヒート間の化学組成の誤差について論じ,全体(100%)誤差の寄与分を次の様に分解した。1)100%誤差の内,39%がタンデッシュ分析誤差,残り61%がレードル内の組成差,2)タンデッシュの39%の誤差の内,17%がタンデッシュサンプリングの代表性誤差,残り83%が主にサンプルの不均一による分析誤差,3)レードル内組成差61%の誤差の内,63%が化学的歩留り変化,31%が採取試料のトリミング時の誤差,その他が6%であると表示した。またサンプリングおよびサンプラーの改善法,圧延製品と製鋼工場における分析組成差の原因についても論じた。