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J-GLOBAL ID：201002279640147501   整理番号：10A0979389

水理地質構造に着目した重力式コンクリートダムのグラウチング施工

著者 (2件)： 吉田健司 (建設技術研) ,  山脇真二 (建設技術研)
資料名： 建設コンサルタンツ協会近畿支部研究発表会論集(CD-ROM)
巻： 43rd  ページ： ROMBUNNO.40  発行年： 2010年07月01日 
JST資料番号： L1776B  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本論文は,一般に止水処理が最も困難とされる新生代の火山岩類を基礎岩盤とする重力式コンクリートダム(ダム高:47m)において,岩盤性状に着目した水理地質構造解析を行い,止水設計へ効果的に反映した事例を報告するものである。本検討では,基礎岩盤の透水性に影響する要素の検討にあたり,ボーリングコアや透水試験結果の詳細な見直しを行った。ボーリングコア見直しでは,地質構成だけではなく岩盤に発達する割れ目の「頻度」,「風化程度」,「挟在物の状態」,「傾斜角度」に着目した検討を行い,これらと透水性に明瞭な相関性があることを明らかにした。止水ライン沿いにおいて抽出した高透水部の連続性検討では,高透水部の地質構造を考慮した3次元的分布を明らかにし,適切な止水範囲について地下水等のデータを加味し設定した。その結果,調査・設計段階において設定した水理地質構造を施工段階においても,逐次情報化施工を行うことで,適切なグラウチング施工範囲および施工方法の設定を効率的に実施することができた。(著者抄録)

シソーラス用語： *重力ダム ,  *地質構造 ,  *カーテングラウチング ,  岩盤 ,  透水性 ,  試錐コア ,  透水試験 ,  情報化施工 ,  止水
準シソーラス用語： 基礎岩盤 ,  *水理地質構造

分類 (1件)： ダム一般  (RC16010D)

タイトルに関連する用語 (5件)： 水理地質構造 ,  着目 ,  重力式コンクリートダム ,  グラウチング ,  施工