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J-GLOBAL ID:201002279666640192   整理番号:10A0008493

機能性マテリアルズの進展 米糠由来フェルラ酸を利用した機能性材料

著者 (4件):
資料名:
巻: 37  号: 12  ページ: 93-97  発行年: 2009年12月15日 
JST資料番号: Y0873A  ISSN: 0911-2316  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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米糠由来の純フェルラ酸は,医薬品,化粧品,食品添加物としての利用が進んでいるが,化学原料として機能材料の創出を検討した。脱炭酸によりスチレン誘導体が得られ,スチレン以上の重合反応性を示した。フォトレジストや熱硬化プラスチックへの展開が期待できる。ヒドロキシル基にポリオールを介して(メタ)アクリレート化し,紫外線吸収能を有するモノマを得た。重合後も紫外線吸収能を保持し,プラスチックの改質剤に利用できる。フェルラ酸を多量化すると,紫外線の吸収が強まると共に,その波長域も拡大し,しかも耐熱性が向上する。従って,耐熱性エンプラ用添加剤として期待できる。
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分類 (3件):
分類
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芳香族単環カルボン酸・ペルオキシカルボン酸・チオカルボン酸  ,  高分子材料一般  ,  酸化防止剤,安定剤 
引用文献 (7件):
  • (a) 谷口久次、野村英作、築野卓夫、南 晴康、加藤浩司、林 千恵子: 特許第2095088号; H. Taniguchi, E. Nomura, T. Tsuno, S. Minami, K. Kato, C. Hayashi, U. S. Patent 5, 288, 902, Feb 22, 1994/(b) H. Taniguchi, A. Hosoda, T. Tsuno, Y. Maruta, and E. Nomura: Anticancer Res. 19, 3757(1999)/(c) 谷口久次、野村英作、細田朝夫: 有合化, 61, 310(2003)
  • (a) H. Tsuda, N. Takasuka, Y. Toriyama, E. Nomura, and H. Taniguch: Anticancer Res. 19, 3779(1999)/(b) B. M. Han, C. B. Park, N. Takasuka, A. Naito, K. Sekine, E. Nomura, H. Taniguchi, T. Tsuno, and H. Tsuda: Jpn. J. Cancer Res. 92, 404(2001)/(c) A. Murakami, K. Kadota, D. Takahashi, H. Taniguchi, E. Nomura, H. Hosoda, T. Tsuno, Y. Maruta, H. Ohigashi, K. Koshimizu: Can. Lett. 157, 77(2000)/(d) A. Hosoda, Y. Ozaki, A. Kashiwada, M. Mutoh, K. Wakabayashi, K. Mizuno, E. Nomura and H. Taniguchi: Bioorg. Med. Chem, 10, 1189(2002)/(e) A. Fujita, H. Sasaki, A. Doi, K. Okamoto, S. Matsuno, H. Furuta, M. Nishi, T. Nakao, T. Tsuno, H. Taniguchi, K. Nanjo: Diabetes Res. Clin. Pract. 79, 11(2008)
  • (a) R. C. Sovish: J. Org. Chem. 24, 1345(1959)/(b) L. A. Cohen, W. M. Jones: J. Am. Chem. Soc. 82, 1907(1960)/(c) S. V. BEEK and F. G. PRIEST: Appl. Environ. Microbiol. 66, 5322(2000)/(d) E. Nomura, A. Hosoda, H. Mori and H. Taniguchi: Green Chem. 7, 863(2005)
  • G. X. Pan, C. I. Thomson and G. J. Leary: J. Wood. Chem. Technol. 22, 137(2002)
  • R. D. Hatfield, J. Ralph and J. H. Grabber: J. Sci. Food Agric. 79, 403(1999)
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