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J-GLOBAL ID:201002279785484352   整理番号:10A0863805

IAP カスパーゼ阻害剤からNF-κB,炎症および癌の調節因子まで

IAPs: from caspase inhibitors to modulators of NF-κB, inflammation and cancer
著者 (2件):
資料名:
巻: 10  号:ページ: 561-574  発行年: 2010年08月 
JST資料番号: W1368A  ISSN: 1474-175X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 文献レビュー  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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種々のヒト癌から発見されたアポトーシス阻害因子(IAP)の変化が,化学療法抵抗,疾患進行,予後不良に関連していることが明かになり,IAPの低分子量阻害剤の開発が世界的に行われるようになった。このような阻害剤の開発によりわれわれのIAP調節シグナル伝達過程の知識は根本的に変ってしまった。最近の研究から,IAPはカスパーゼとアポトーシスを調節しているだけでなく,炎症シグナル伝達と免疫性,マイトジェンキナーゼシグナル伝達,増殖および有糸分裂,細胞浸潤,転移をも調整していることが明らかになった。このような状況を踏まえ,1)IAPツールボックス,2)アポトーシス経路(1.直接カスパーゼ阻害因子としてのIAP,2.ユビキチン介在性カスパーゼ分解),3)カスパーゼ非依存性生存シグナル伝達(1.ユビキチン依存性核因子(NF)-κB調節,2.標準NF-κB経路,3.非標準NF-κB経路),4)IAP阻害による抗癌療法,5)細胞性IAPと癌関連炎症,6)IAP介在性転移調節,7)先天性免疫応答(1.粘膜関連リンパ組織型リンパ腫,2.Toll様受容体)について概説した。
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分類 (1件):
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