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J-GLOBAL ID：201002279810486500   整理番号：10A0089046

部分的脱アセチル化α-キチンからフィブリル表面カチオン化で調製した個々のキチンナノホイスカ

Individual chitin nano-whiskers prepared from partially deacetylated α-chitin by fibril surface cationization

著者 (3件)： FAN Yimin (Graduate School of Agricultural and Life Sciences, The Univ. of Tokyo, Tokyo 113-8657, JPN) ,  SAITO Tsuguyuki (Graduate School of Agricultural and Life Sciences, The Univ. of Tokyo, Tokyo 113-8657, JPN) ,  ISOGAI Akira (Graduate School of Agricultural and Life Sciences, The Univ. of Tokyo, Tokyo 113-8657, JPN)
資料名： Carbohydrate Polymers  (Carbohydrate Polymers)
巻： 79  号： 4  ページ： 1046-1051  発行年： 2010年03月17日 
JST資料番号： E0961A  ISSN： 0144-8617  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 33%NaOHによる90°C,2~4h処理でα-キチンを部分的に脱アセチルし,N-アセチル化度(DNAc)を0.74~0.70とした。固体分回収率は85~90%で,α-キチンの結晶化指数や結晶サイズは保持され,部分的脱アセチルはα-キチン結晶子表面で起こったことを示した。pH=3~4の水中では部分的脱アセチルキチンの崩壊により透明で粘重な液体が得られた。TEMから,液体は個々のナノホイスカ(平均幅6.2±1.1,長さ250±140nm)からなり,長さ500nm以上のフィブリルも存在した。DNAc=0.74~0.70はC2-アミノ基含有量1.34~1.56mM/gに対応し,pH=3~4の水中ではプロトン化により高いカチオン電荷がα-キチンフィブリル表面に存在することがわかった。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： *キチン ,  ナノ構造 ,  ホイスカ ,  脱アセチル ,  イオン化 ,  結晶度
準シソーラス用語： *カチオン化 ,  ナノホイスカ ,  *ミクロフィブリル【繊維】 ,  結晶化度

分類 (3件)： 多糖類  (CF10054P) ,  高分子と低分子との反応  (CG03020L) ,  高分子固体の構造と形態学  (CG02022M)

タイトルに関連する用語 (6件)： 脱アセチル化 ,  キチン ,  フィブリル ,  カチオン化 ,  調製 ,  ナノホイスカ