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J-GLOBAL ID：201002280198342497   整理番号：10A0898224

微小気泡上のバイモーダルポリエチレングリコールのブラシ層への配位子結合

Ligand Conjugation to Bimodal Poly(ethylene glycol) Brush Layers on Microbubbles

著者 (2件)： CHEN Cherry C. (Columbia Univ., New York) ,  BORDEN Mark A. (Columbia Univ., New York)
資料名： Langmuir  (Langmuir)
巻： 26  号： 16  ページ： 13183-13194  発行年： 2010年08月17日 
JST資料番号： A0231B  ISSN： 0743-7463  CODEN： LANGD5  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 微小気泡をモデル系として用い,バイモーダルポリエチレングリコール(PEG)ブラシにおけるコロイド表面への分子の拡散と結合を調べた。微小気泡は直径10μm以下の気体コロイドで,表面は両親媒性のりん脂質の自己集合した脂質単分子層からなる。微小気泡は音への応答が敏感でUS造影剤として用いられる。PEG鎖は微小気泡殻に取り込まれて気泡の凝集や高分子の吸着への立体的障壁となる。埋込配位子技法(BLA)を用いて微小気泡表面をバイモーダルPEGブラシで被覆した。微小気泡を生成させた後,各種分子量の蛍光配位子を短いPEG鎖に結合させた。長いPEG鎖は短いPEG鎖を周りの環境から保護する。BLA微小気泡は高分子の結合を減らすが小さい分子の結合は妨げない。フルオレセイン結合ストレプトアビジン(SAFITC)のBLA微小気泡への吸着は露出配位子技法(ELA)の微小気泡への吸着量より40%少ない。SAFITCのBLA微小気泡への結合において,表面上の脂質は露出されたものと隠されたものの二つの相に分離している。配位子の結合速度は微小気泡や微小気泡のサイズによらない。ELA微小気泡のストレプトアビジン誘起表面構造生成を初めて観察した。この現象はフローサイトメトリーの散乱測定と関係する。ステルス目標US造影剤を生成するためのBLA微小気泡の利用可能性を示した。

シソーラス用語： *気泡 ,  *ポリエチレンオキシド ,  *コロイド ,  リン脂質 ,  脂質膜 ,  両親媒性 ,  蛍光体 ,  ストレプトアビジン ,  フローサイトメトリー ,  造影剤 ,  超音波検査 ,  配位子 ,  自己集合 ,  鎖長効果 ,  立体障害 ,  ラクトン ,  スピロ化合物 ,  フェノール類 ,  芳香族縮合化合物
準シソーラス用語： US造影剤 ,  *ポリエチレングリコール ,  リン脂質膜 ,  *微小気泡

分類 (3件)： コロイド化学一般  (CB11010C) ,  有機化合物の薄膜  (BK14070L) ,  高分子固体のその他の性質  (CG02025L)

物質索引 (1件)： フルオレセイン

タイトルに関連する用語 (3件)： 微小気泡 ,  ブラシ ,  配位子