植物工場生産の高効率化と高付加価値化のための生物学的およびシステム工学的アプローチ

秋田求; 鈴木高広

文献

J-GLOBAL ID：201002280248316190 整理番号：10A1098425

植物工場生産の高効率化と高付加価値化のための生物学的およびシステム工学的アプローチ

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号： 26 ページ： 23-37 発行年： 2010年09月30日
JST資料番号： L3951A ISSN： 1342-7202 CODEN： MSBTFL 資料種別：逐次刊行物 (A)
記事区分：文献レビュー発行国：日本 (JPN) 言語：日本語 (JA)

植物工場は,それぞれの用途と市場に対応した技術開発が活発化している。今回,植物工場における生産を高効率化・高付加価値化するための2つの重要なアプローチ,即ち,生物学的アプローチとシステム工学的アプローチから植物工場における生産の現状と将来の可能性について概説した。生物学的アプローチについては,植物工場内の環境を様々に変化させることにより植物を質的に変化させる試みに関する研究動向を示した。遺伝子組換技術を利用して生物由来の物質を植物工場で得る,あるいは,植物の質を遺伝子レベルから改変するための試みについて紹介した。システム工学的アプローチとしては,実用化の最大の課題である収益性とシステムの設計方策について現況を解析し,今後の課題について考察した。国内の園芸作物の統計値から算出した,種々の作物の生産性と収益性を参照し,植物工場の収益性を推定するモデル式を用いて解析した。人工照明栽培に関する著者らの研究開発を合わせて報告した。

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作物栽培施設

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