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J-GLOBAL ID：201002280286906058   整理番号：10A0848996

黒毛和種去勢子牛の粗飼料摂取量に対する複数種の粗飼料給与の効果

著者 (8件)： 吉田恵実 (兵庫県農林水産技術総合セ 北部農技セ) ,  秋山敬孝 (兵庫県農林水産技術総合セ 北部農技セ) ,  坂瀬充洋 (兵庫県農林水産技術総合セ 北部農技セ) ,  岩木史之 (兵庫県農林水産技術総合セ 北部農技セ) ,  福島護之 (兵庫県農林水産技術総合セ 北部農技セ) ,  渡邊理 (兵庫県農林水産技術総合セ 北部農技セ) ,  野田昌伸 (兵庫県農林水産技術総合セ 畜技セ) ,  田中幹雄 (兵庫県和田山家畜保健衛所)
資料名： 兵庫県立農林水産技術総合センター研究報告(畜産編)  (Bulletin of the Hyogo Prefectural Technology Center for Agriculture, Forestry and Fisheries (Animal Husbandry Section))
号： 46  ページ： 5-10  発行年： 2010年03月 
JST資料番号： L1798B  ISSN： 1347-7730  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 濃厚飼料制限給与下で,黒毛和種去勢子牛の粗飼料摂取量をカフェテリア方式による複数給与と単独給与とで比較した。90日齢の黒毛和種雄子牛12頭を,給与する粗飼料の種類数により2区(単独区:チモシー乾草の1種類を給与,複数区:チモシー乾草,オーツヘイ,粉砕ヘイキューブ及びペレニアルライグラスストローの4種類を給与)に分けて,自由採食とし,240日齢まで試験を実施した。濃厚飼料は180日齢までは体重当たり1.8%,180日齢以降は1.5%給与した。粗飼料は自由採食とした。1 日齢ごとの粗飼料摂取量は試験期間中常に複数区が単独区より多かった。2 試験終了時の体重は,複数区が単独区よりも大きかったが,有意な差ではなかった。3 複数区では摂取した粗飼料の種類別割合は日齢と共に変化した。ほ乳期間中は,ペレニアルライグラスストローの摂取割合が高く,約50%を占めていたが,離乳後,急速に減少した。4 以上のことから,濃厚飼料制限給与下では,複数の粗飼料を自由採食させることにより,粗飼料摂取量を増加させられる可能性が示唆された。(著者抄録)

シソーラス用語： *黒毛和種 ,  去勢 ,  *ウシ ,  *粗飼料 ,  チモシー ,  乾草 ,  ペレニアルライグラス ,  濃厚飼料 ,  飼育管理 ,  体重増加
準シソーラス用語： 仔牛 ,  *飼料摂取量

分類 (3件)： 牛  (FD02020Y) ,  飼養管理  (FD01040N) ,  飼料一般  (FD07010W)

引用文献 (6件)：

• Benjamin, L, H (1995): 動物行動学入門 (チクサン出版社) 218-221
• 野田昌伸・坂瀬充洋・福島護之・岡章生・岩木史之 (2005): 黒毛和種去勢牛の育成時の飼料給与法がその後の産肉性に及ぼす影響: 兵庫農技研報 (畜産) 41, 29-34
• Oka, A., Dohgo, T., Ohtagaki, S., Juen, M.(1999): Effects of roughage levels on growth, beef quality, ruminal contents and serum constituents in Japanese black steers during the growing period: Anim. Sci. J 70, 451-459
• 坂下邦仁・川畑健次・岡野良一・堤知子・西村健一・大園正陽 (2000): 子牛育成期から肥育中期における栄養水準が肉質に及ぼす影響 第1報 増体および産肉性について: 鹿児島県畜試研報 33, 11-27
• 坂下邦仁・岡野良一・西博巳・川畑健次・大園正陽・米丸光政・別府成・田原則雄 (2002): 子牛育成期の栄養水準が黒毛和種去勢牛の発育, 枝肉成績および枝肉構成および体構成に及ぼす影響: 鹿児島県畜試研報 35, 16-27

タイトルに関連する用語 (7件)： 黒毛和種 ,  去勢 ,  子牛 ,  飼料摂取量 ,  複数種 ,  粗飼料 ,  給与