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J-GLOBAL ID:201002280453974141   整理番号:10A0269717

炭酸カルシウム中空粒子の形成に及ぼす炭酸ガスバブリング時のpH変化の影響

Effect of pH Variation during CO2 Gas Bubbling on Formation of Calcium Carbonate Hollow Particles
著者 (5件):
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巻: 47  号:ページ: 177-183  発行年: 2010年03月10日 
JST資料番号: S0129A  ISSN: 0386-6157  CODEN: FKKADA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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炭酸カルシウム中空粒子の生成法について研究を重ね,塩化カルシウム水溶液に炭酸ガスをバブリングする方法を提案し開発を進めてきた。この合成方法を工業レベルの中空粒子製造技術に発展させるには,中空粒子の形状,収率に及ぼす合成条件の影響を詳細に検討する必要がある。塩化カルシウム水溶液中への炭酸ガスバブリングによる炭酸カルシウム粒子の析出挙動に与える水溶液濃度,炭酸ガス吹込量,pH,温度の影響についてはこれまで数多く報告がある。我々は,中空粒子の生成挙動という観点からこれら各要因の影響について検討し。その結果,炭酸ガスバブリング時にpHを一定に保持する条件下では,中空粒子の合成はできないことが分かった。逆に,初期pHを適切に設定し,炭酸ガス吹き込みによりpHが低下するような状況下において,高純度のバテライト相を有する中空状の炭酸カルシウム粒子の合成が可能であることが見出された。本論文の範囲では,初期pHが9.8から9.5の範囲に設定し,1.25J/min.流量で3~6分間炭酸ガスを吹き込む条件が適切であることが示された。初期pHが10以上の場合はカルサイト相の中実粒子が現出し,逆にpHが9以下の場合にはバテライト相ながら中実粒子となってしまう。中空粒子合成には,炭酸ガスバブリング時における初期pHおよびpH変化速度の適正な設定が重要であることが明らかとなった。したがって,中空粒子を良好に製造するためには,初期pHおよび炭酸ガスによるpH低下速度を適正に設定することが重要であることが本論文により明らかになった。
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分類 (2件):
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炭素とその化合物  ,  固体の製造・処理一般 
引用文献 (16件):
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