文献

J-GLOBAL ID：201002280472928843   整理番号：10A0861107

青銅および銅について有機保護層の比較

The comparison of organic protective layers on bronze and copper

著者 (3件)： KOSEC Tadeja (National Building and Civil Engineering Inst., Dimiceva 12, SI-1000 Ljubljana, SVN) ,  LEGAT Andraz (National Building and Civil Engineering Inst., Dimiceva 12, SI-1000 Ljubljana, SVN) ,  MILOSEV Ingrid (Jozef Stefan Inst., Dep. of Physical and Organic Chemistry, Jamova c. 39, SI-1000 Ljubljana, SVN)
資料名： Progress in Organic Coatings  (Progress in Organic Coatings)
巻： 69  号： 2  ページ： 199-206  発行年： 2010年10月 
JST資料番号： A0541C  ISSN： 0300-9440  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 銅およびその高い銅合金(青銅)は,湿り空気中で酸化物層(緑青)を形成し,不動態化する傾向がある。そしてこれが銅およびその合金を更なる腐食プロセスから保護している。この更なる腐食プロセスを遅らせるまたはストップさせる必要が時に生ずる。この場合その表面を天然,合成またはベンゾトリアゾールのような有機抑制剤を時に添加したマイクロワックスで保護する。本研究の目的は,青銅彫刻用の一般仕上げ剤として,ミリスチン酸やParaloid B44を含む有機化合物を幾つか試験することにある。銅および青銅老化のメカニズムおよびその影響を,都市雨のテスト液中にて測定した。銅およびその合金の腐食挙動の研究に対しては,古典的な電気化学アプローチを用いた。未処理および前処理表面について,種々の電気化学手法,動電位測定,線形分極測定および電気化学インピーダンス分光法を用いて研究した。形成した膜の特性およびその構造は,接触角および走査型電子顕微鏡(SEM)によりキャラクタリゼーションした。青銅工芸品の保護用天然,合成またはマイクロワックス使用の代替品として,ミリスチン酸の使用が可能であると評価された。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： *不動態化 ,  防食 ,  *腐食抑制剤 ,  電気化学的分極 ,  電気化学インピーダンス ,  皮膜 ,  *青銅 ,  銅 ,  さび ,  銅化合物 ,  窒素複素環化合物 ,  芳香族縮合化合物 ,  脂肪酸
準シソーラス用語： 動電位分極 ,  緑青

分類 (1件)： 防食  (WB03040M)

物質索引 (2件)： ベンゾトリアゾール ,  ミリスチン酸

タイトルに関連する用語 (3件)： 青銅 ,  銅 ,  保護層