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J-GLOBAL ID:201002280473632174   整理番号:10A0184949

間伐後若齢ヒノキChamaecyparisobtusa林冠の再閉鎖に伴う葉の光合成応答および窒素濃度の変化

Leaf photosynthetic responses and related nitrogen changes associated with crown reclosure after thinning in a young Chamaecyparis obtusa stand
著者 (2件):
資料名:
巻: 14  号:ページ: 349-357  発行年: 2009年12月 
JST資料番号: L2720A  ISSN: 1341-6979  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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林冠再閉鎖に伴う光合成の生化学パラメータおよびその葉内窒素濃度の変化に対する間伐の影響を解明するため,10年生ヒノキChamaecyparis obtusa林(北緯36°3’,東経140°7’)で間伐区(1,500本/ha)と無間伐対照区(3,000本/ha)を設定し,4つの樹冠層における針葉の最大カルボキシル化速度(Vcmax),葉面積あたり窒素濃度(Na),および光合成光量子束密度(PPFD)を間伐後の連続する4年間にわたって測定した。間伐1年目で樹冠中層および下層のVcmaxが間伐により増加し,間伐区林分の樹冠下層の葉は4年間にわたって高いVcmaxを維持していたが,対照区では間伐後2年目から葉が枯れ上がり始めた。間伐2年目の間伐区林分では樹冠上層でもVcmaxの有意な増加が認められた。Naに関しては,間伐1年目では樹冠層間で間伐の影響は認められなかったが,間伐2年目以降,樹冠中層では有意に増加していた。したがって,50%間伐に伴って光環境や養分利用性が改善されたため,葉間の窒素の再分配が進んだ結果,間伐林分の光合成速度が向上したと考えられた。またNa-Vcmaxの直線関係の勾配は,間伐後当初は間伐に有意な影響を受けていたが,2年目以降はこの関係の差は認められなかった。これらの定量的結果は,森林樹冠の炭素固定に対する間伐管理の影響可能性の評価簡素化に利用できると考えられる。(翻訳著者抄録)
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森林保育  ,  植物栄養 
引用文献 (36件):
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