抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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世界の熱帯および温帯の両地帯の海水およびブラックウオーターの自然生息者としてのVibrioは一般にいろいろな種類の水産食品に見られる。3種の主ヒト病原性種であるVibrio parahaemolyticus,Vibrio choleraeおよびVibrio vulnificusの中でさえも,水産食品からの単離菌のほとんどは食物系感染の基になる各種毒性因子を保有していない。したがって水産食品におけるVibrioのリスク評価は,現在主に食中毒菌株の遺伝セッティングの知識に基づいている。Vibrio(V.parahaemolyticus,V.choleraeおよびV.vulnificus)の検出と識別のため,3種類のプローブ基礎多重実時間PCRシステムを開発し,確認した。1実時間PCRシステムは内部増幅制御の併用によりV.parahaemolyticus,V.choleraeおよびV.vulnificusを種レベルで同時に検出できた。このシステムの検出限界は,純培養およびいろいろな人工汚染試料材料,例えばエビあるいはスケトウダラにおいて,1cfu/mLと10cfu/mLの間であった。他の2種PCRシステムを用いてV.parahaemolyticusおよびV.cholerae単離菌のいろいろな毒性遺伝子の検出を実行した。分子検出システムを用いて,338の生および調理水産食品および魚試料についていろいろなVibrioの存在を調べた。集めたデーターは,PCRシステムが予防的消費者保護政策の基本として,いろいろな食品マトリックスにおけるVibrioの迅速検出および識別の為に有効である,という事を示唆していた。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.