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J-GLOBAL ID：201002280574479792   整理番号：10A0718567

コロイド状粒子の表面を疎水性から親水性へ変えることに依るHofmeisterシリーズのインバージョン

Inversion of Hofmeister Series by Changing the Surface of Colloidal Particles from Hydrophobic to Hydrophilic

著者 (3件)： PEULA-GARCIA Jose Manuel (Univ. Malaga, Malaga, ESP) ,  ORTEGA-VINUESA Juan Luis (Univ. Granada, Granada, ESP) ,  BASTOS-GONZALEZ Delfi (Univ. Granada, Granada, ESP)
資料名： Journal of Physical Chemistry C  (Journal of Physical Chemistry C)
巻： 114  号： 25  ページ： 11133-11139  発行年： 2010年07月01日 
JST資料番号： W1877A  ISSN： 1932-7447  CODEN： JPCCCK  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 疎水性表面を有するナノ粒子であるポリスチレンラテックス上に負の電荷を与える為にスルホン酸基を,又正の電荷を与える為にアミノ基を導入した。更に親水性表面を持つナノ粒子はポリスチレンラテックスにたんぱく質で被覆したものとキトサンナノキャプセルの二種類,合わせて計四種類のナノ粒子を文献により合成した。七種類のHofmeisterアニオンを有するナトリウム塩,NaIO₃,NaF,NaCl,NaBr,NaI,NaNO₃,NaSCNについて濃度を変えて合成した四種類のコロイド安定性実験を行った。λ=570nmの吸光度変化を時間(120s)に対してプロットし,コロイドの安定性はFuchsファクタを用いて評価した。その表面が疎水性から親水性へ変わる時,固体/水界面に対してHofmeisterシリーズのインバージョンが起こることを示した。水中で誘起されたイオンと表面の構造的変化に基づいた機構がこれらの結果を説明する為に提案された。親水性系に関する水和力の存在はこのデータを説明することを可能にし,そのイオンとHofmeister効果に関する界面双方を取り巻く水の構造を考慮する大切さに関して著者らの今までの議論を補強することを可能にした。

シソーラス用語： *塩効果 ,  *コロイド ,  ハイドロコロイド ,  ナノ粒子 ,  表面イオン化 ,  表面電荷 ,  表面処理 ,  被覆 ,  疎水性 ,  親水性 ,  ラテックス ,  過ヨウ素酸塩 ,  ナトリウム化合物 ,  フッ化ナトリウム ,  塩化ナトリウム ,  臭化ナトリウム ,  ヨウ化ナトリウム ,  硝酸ナトリウム ,  表面被覆
準シソーラス用語： *Hofmeister効果 ,  荷電コロイド ,  疎液コロイド ,  親水コロイド ,  ポリスチレンラテックス

分類 (2件)： コロイド化学一般  (CB11010C) ,  固-液界面  (CB12050B)

物質索引 (1件)： チオシアン酸ナトリウム

タイトルに関連する用語 (3件)： コロイド状粒子 ,  疎水性 ,  親水性