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J-GLOBAL ID：201002280598352246   整理番号：10A0075587

分離可能な細胞層を生成するためのリン酸化HEMAを含む新規熱応答性グラフト共重合体

A Novel Thermoresponsive Graft Copolymer Containing Phosphorylated HEMA for Generating Detachable Cell Layers

著者 (6件)： ABRAHAM Thomas N. (Sree Chitra Tirunal Inst. for Medical Sci. and Technol., Kerala, IND) ,  RAJ Vidya (Sree Chitra Tirunal Inst. for Medical Sci. and Technol., Kerala, IND) ,  PRASAD Tilak (Sree Chitra Tirunal Inst. for Medical Sci. and Technol., Kerala, IND) ,  KUMAR P. R. Anil (Sree Chitra Tirunal Inst. for Medical Sci. and Technol., Kerala, IND) ,  SREENIVASAN K. (Sree Chitra Tirunal Inst. for Medical Sci. and Technol., Kerala, IND) ,  KUMARY T. V. (Sree Chitra Tirunal Inst. for Medical Sci. and Technol., Kerala, IND)
資料名： Journal of Applied Polymer Science  (Journal of Applied Polymer Science)
巻： 115  号： 1  ページ： 52-62  発行年： 2010年01月05日 
JST資料番号： C0467A  ISSN： 0021-8995  CODEN： JAPNAB  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： N-イソプロピルアクリルアミドとメタクリル酸メチルのラジカル共重合により生成した共重合体に,γ線照射によりリン酸化メタクリル酸ヒドロキシエチル(リン酸化HEMA)をグラフト化した。合成した熱応答性グラフト共重合体をDSC,FTIR,接触角測定,エネルギー分散X線分光分析により特性解析した。L-929線維芽細胞による試験の結果,グラフト共重合体は非細胞毒性を示した。ウサギ角膜細胞およびヒト骨芽細胞を用いて,グラフト共重合体への細胞接着を研究した。細胞層をグラフト共重合体の下限臨界溶解温度(29°C)以下の低温で分離できた。分離した細胞シート中の細胞の生存性とモルフォロジーを評価した。リン酸エステル構造の導入により,細胞との相互作用が改良されることが分かった。この新規非毒性,細胞適合性重合体被覆表面は細胞シート構築を形成するために有用であり,組織工学における広い応用性を期待できる。

シソーラス用語： リン酸化 ,  *グラフト共重合体 ,  グラフト共重合 ,  γ線照射 ,  *放射線重合 ,  *生体適合性高分子 ,  細胞培養 ,  生体組織工学 ,  臨界溶解温度 ,  細胞接着 ,  細胞増殖 ,  脂肪族カルボン酸 ,  オレフィン化合物 ,  不飽和カルボン酸 ,  カルボン酸エステル
準シソーラス用語： 下限臨界溶解温度 ,  生体材料 ,  熱応答性高分子

分類 (2件)： 放射線重合  (CG04060K) ,  医用素材  (GA05040H)

物質索引 (4件)： N-イソプロピルアクリルアミド ,  メタクリル酸2-ヒドロキシエチル ,  メタクリル酸メチル ,  りん酸2-(メタクリロイルオキシ)エチル

タイトルに関連する用語 (5件)： 細胞 ,  リン酸化 ,  HEMA ,  熱応答性 ,  グラフト共重合体