抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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部分放電信号の検出に3組のループアンテナを球状に組立てた3軸ループアンテナに着目し,さらに外来ノイズ(特に電界)の影響を受けにくいシールドパイプ付3軸ループアンテナを考案し,検出特性について基礎試験を行ってきた。日を変えて実験した場合,部分放電の検出センサ,及び発生源を同じ電極としても部分放電パルスの形やパルスの周波数成分が変化するとともに,出力が大きく異なる場合があることが判明した。本文では,ループアンテナが部分放電測定への適用上重要なため,検出原理の理論的検討とともにデータ例を紹介した。また,ディジタルオシロスコープによる部分放電データ取得の問題点も検討した。これらの検討結果として,ループアンテナは高周波になるほど利得が大きくなるため,高周波成分を有する部分放電信号と低周波成分の多い外来雑音を区別する上では利得の面で非常に有利なこと,及び実験結果からループのインダクタンスにより利得や周波数特性が影響されることが明らかになった。