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J-GLOBAL ID:201002280956226827   整理番号:10A0711841

ArabidopsisにおいてTRICHOME BIREFRINGENCE遺伝子とそのホモログであるAT5G01360遺伝子はセルロースの生合成に必要な植物特異的DUF231タンパク質をコードしている

TRICHOME BIREFRINGENCE and Its Homolog AT5G01360 Encode Plant-Specific DUF231 Proteins Required for Cellulose Biosynthesis in Arabidopsis
著者 (10件):
資料名:
巻: 153  号:ページ: 590-602  発行年: 2010年06月 
JST資料番号: C0606A  ISSN: 0032-0889  CODEN: PLPHA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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シロイヌナズナ(Arabidopsis thaliana)のtrichome birefringence(tbr)突然変異体ではトリコームにおける結晶セルロース量が激しく減少している。本研究ではこれまで分かっていなかったTBRの分子的性質を明らかにした。シロイヌナズナにおいて,TBR遺伝子は機能未知の46遺伝子からなる植物特異的なDUF231ドメイン遺伝子ファミリーに属していることが分かった。これらの遺伝子は,TBLドメインと呼ばれるもうひとつの植物特異的なドメインも持っている。TBLドメインはいくつかのエステラーゼ/リパーゼにおいて知られている保存されたGDSLモチーフを含んでいる。TBRとTBR-like3(TBL3)の転写レベルはそれぞれ一次及び二次のCELLULOSE SYNTHASE(CESA)遺伝子と共に調節されていることが示された。tbrおよびtbl3突然変異体では結晶セルロース量が少なく,それぞれトリコームとステムでペクチンの組成が変化していることが分かった。組織では一般的に主に二次細胞壁の結晶セルロースを含んでいる。反対に,tbr変異体とtbl3変異体の黄化胚軸で測定すると,どちらの変異体でも一次細胞壁のセルロース量には変化が無く,エステル化されたペクチン量が減少しペクチンメチルエステラーゼ活性が上昇していることが明らかになった。さらに,tbr変異体の黄化胚軸では表皮細がずんぐりしていて胚軸長が短いが,この表現型は一次細胞壁のcesa変異体かセルロース合成酵素の阻害剤で処理した野性株に特徴的なものである。以上の結果から,TBL遺伝子は,ペクチン重合体のエステル化状態を変化させることによって,二次細胞壁の合成と沈着に寄与していることが示唆された。
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分類 (1件):
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植物の生化学 

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