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J-GLOBAL ID:201002281015475830   整理番号:10A0362351

ニトロキシドラジカルのOverhauser動的核分極において低磁場限界1.5mTにおけるHeisenbergスピン交換効果

Heisenberg spin exchange effects of nitroxide radicals on Overhauser dynamic nuclear polarization in the low field limit at 1.5mT
著者 (4件):
資料名:
巻: 204  号:ページ: 56-63  発行年: 2010年05月 
JST資料番号: D0079D  ISSN: 1090-7807  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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きわめて低い磁場(0.05~20mT)における核磁気共鳴(NMR)および磁気共鳴イメージング(MRI)は単純で可搬性の磁石設計および通常の実験室設備の外部における新しい応用の増大により注目されている。これらの磁場では核スピンの熱分極が低いのでNMRシグナルの増強法が必要であり,フリーラジカルのOverhauser効果による動的核分極(DNP)は有望な選択肢である。本報では1.5mT固定磁場におけるDNP増強NMRシステムを説明し,溶解ニトロキシドラジカルの選ばれた電子スピン共鳴(ESR)遷移の飽和における1Hシグナルの350倍までの増強を観測した。この350倍の増強分極は0.53T磁場の前分極により得られる値に等しい。ラジカル濃度を変えたDNP増強NMR検出から間接的にESRスペクトルを求めた。Heisenberg電子スピン交換による高濃度におけるESRスペクトル線広がりが観測された。最大出力限界における増強は3種のESR遷移について濃度の関数であり,濃度と共に増大した。1.5mTで可能な>300倍の1H NMRシグナル増幅は実験時間を数桁短縮し,1.5mTでDNPなしには不可能なNMR緩和,イメージングまたはパルス磁場勾配拡散実験の観測を可能にするであろう。このような大きいシグナル増強法の利点の可能性をT1およびT2緩和測定のDNP採用による短時間化により例示した。最後に,本結果を地磁気による測定結果と比較し,1.5mTのDNP増強シグナルのSN比が従来の0.05mT地球磁場におけるDNP増強研究に比べて格段に改善されることを見出した。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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有機化合物の磁気共鳴スペクトル(分子)  ,  有機物質中のラジカルの物理分析 
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