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J-GLOBAL ID：201002281098303890   整理番号：10A0680262

ノイロプロテクチンD1は酸化ストレス時にPP2A依存性様式でBcl-x_Lの脱りん酸化を誘導して網膜色素上皮細胞生存を促進する

Neuroprotectin D1 Induces Dephosphorylation of Bcl-x_L in a PP2A-dependent Manner during Oxidative Stress and Promotes Retinal Pigment Epithelial Cell Survival

著者 (3件)： ANTONY Rajee (Louisiana State Univ. Health Sci. Center, Louisiana) ,  LUKIW Walter J. (Louisiana State Univ. Health Sci. Center, Louisiana) ,  BAZAN Nicolas G. (Louisiana State Univ. Health Sci. Center, Louisiana)
資料名： Journal of Biological Chemistry  (Journal of Biological Chemistry)
巻： 285  号： 24  ページ： 18301-18308  発行年： 2010年06月11日 
JST資料番号： E0038A  ISSN： 0021-9258  CODEN： JBCHA3  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 網膜色素上皮(RPE)細胞は光受容体細胞の生存に重要である。本研究では,RPE由来のARPE-19細胞において,抗アポトーシス性因子であるBcl-xLのりん酸化の調節因子として,セリン/トレオニン蛋白質ホスファターゼ2A(PP2A)を同定した。PP2Aの阻害剤であるオカダ酸処理またはPP2Aの触媒性サブユニットαのノックダウンで酸化ストレス時のBcl-xLのりん酸化が増加した。同サブユニットの破壊で,酸化的ストレス誘導性のアポトーシスが悪化した。ω-3脂肪酸であるドコサヘキサエン酸誘導体であり,生存性シグナル伝達の活性化因子であるノイロプロテクチンD1は酸化ストレス誘導性のBcl-xLりん酸化を,蛋白質ホスファターゼ活性の増強により抑制した。ノイロプロテクチンD1はBcl-xLとBaxのヘテロ二量体化も促進した。

シソーラス用語： 培養細胞 ,  *網膜色素上皮 ,  上皮細胞 ,  光受容体 ,  膜タンパク質 ,  bcl-2遺伝子 ,  *アポトーシス ,  セリン/トレオニン特異的タンパク質ホスファターゼ ,  *酸化ストレス ,  ω-3脂肪酸 ,  生存率 ,  薬理作用 ,  保護作用
準シソーラス用語： ARPE-19細胞 ,  Bcl-XL蛋白質 ,  PP2A ,  細胞保護作用

分類 (2件)： 視覚  (EJ13020B) ,  細胞生理一般  (EF02010S)

物質索引 (1件)： ノイロプロテクチンD1

タイトルに関連する用語 (11件)： ノイロプロテクチンD1 ,  酸化ストレス ,  PP2A ,  依存性 ,  様式 ,  Bcl-XL ,  脱りん酸化 ,  誘導 ,  網膜色素上皮細胞 ,  生存 ,  促進