文献

J-GLOBAL ID：201002281147026228   整理番号：10A0483517

骨形成性分化は足場のないミクロスフェアからの幹細胞の遊走に影響を及ぼす

Osteogenic Differentiation Influences Stem Cell Migration Out of Scaffold-Free Microspheres

著者 (8件)： LANGENBACH Fabian (Heinrich-Heine Univ. Hospital of Duesseldorf, Duesseldorf, DEU) ,  NAUJOKS Christian (Heinrich-Heine Univ. Hospital of Duesseldorf, Duesseldorf, DEU) ,  KERSTEN-THIELE Pia V. (Heinrich-Heine Univ. Hospital of Duesseldorf, Duesseldorf, DEU) ,  BERR Karin (Heinrich-Heine Univ. Hospital of Duesseldorf, Duesseldorf, DEU) ,  DEPPRICH Rita A. (Heinrich-Heine Univ. Hospital of Duesseldorf, Duesseldorf, DEU) ,  KUEBLER Norbert R. (Heinrich-Heine Univ. Hospital of Duesseldorf, Duesseldorf, DEU) ,  KOEGLER Gesine (Heinrich-Heine Univ. Hospital of Duesseldorf, Duesseldorf, DEU) ,  HANDSCHEL Joerg (Heinrich-Heine Univ. Hospital of Duesseldorf, Duesseldorf, DEU)
資料名： Tissue Engineering. Part A  (Tissue Engineering. Part A)
巻： 16  号： 2  ページ： 759-766  発行年： 2010年02月 
JST資料番号： W1690B  ISSN： 1937-3341  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 臨界サイズの欠損において完全な骨再生が成功しない原因として無細胞の骨代用品の使用や人工足場の負の影響が上げられていることから,骨再生アプローチのための足場のない人工組織と骨欠損部位を埋める増殖性細胞の組み合わせが有望視されている。本研究では,結合した細胞構造を越えて細胞を増殖させる能力を維持しながら石灰化する足場のない組織構築物について検討した。ヒト臍帯血由来の体性幹細胞から成るミクロスフェアは優れた増殖能を示したが,細胞増殖は時間依存的に低下した。骨誘導と強い石灰化の5日後でも,細胞はミクロスフェアから遊走した。体性幹細胞ミクロスフェアからの細胞の遊走は細胞外マトリックスゲルにおいても認められたことから,細胞はin vivoにおいても幹細胞の遊走が起こることが示唆された。以上より,ミクロスフェアは将来の骨再生アプローチにおいて足場と骨形成細胞の供給源として利用できる可能性が示された。

シソーラス用語： *骨形成 ,  細胞分化 ,  幹細胞 ,  細胞移動 ,  *ミクロスフェア ,  血管内皮細胞 ,  培養細胞 ,  基質 ,  培地 ,  時間依存性 ,  細胞外マトリックス
準シソーラス用語： 細胞遊走 ,  HUVEC ,  足場【移植】 ,  骨再生

分類 (2件)： 骨格系  (EJ10030R) ,  発生と分化  (EJ16020W)

タイトルに関連する用語 (6件)： 骨形成 ,  性分化 ,  足場 ,  ミクロスフェア ,  幹細胞 ,  遊走