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J-GLOBAL ID:201002281191979860   整理番号:10A0330548

細胞外マトリックス蛋白質アメロブラスチンにおけるフィブロネクチン相互作用部位の同定

Identification of a fibronectin interaction site in the extracellular matrix protein ameloblastin
著者 (6件):
資料名:
巻: 316  号:ページ: 1202-1212  発行年: 2010年04月15日 
JST資料番号: B0313A  ISSN: 0014-4827  CODEN: ECREAL  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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哺乳動物の歯は豊富な細胞外マトリックスの中に埋め込まれたヒドロキシアパタイトの結晶から構成されている。このマトリックスは間葉象牙質芽細胞と外胚葉のエナメル芽細胞というただ2つの型の細胞から作られる。エナメル芽細胞はエナメル蛋白質であるアメロゲニン,アメロブラスチン,エナメリン,およびアメロチンを分泌する。象牙質芽細胞はI型コラーゲンとデンチンシアロリン酸蛋白質,デンチンマトリックス蛋白質,シアロ蛋白質およびオステオポンチンなどいくつかのカルシウム結合リン酸蛋白質を分泌する。後者の4つの蛋白質は最近SIBLING(小型インテグリンリガンド,N結合糖蛋白質)ファミリーに分類されている。なぜならそれらは同様な遺伝子構造を示し,インテグリンレセプターに結合し細胞接着を仲介するRDGトリペプチド配列を含むからである。我々は他のすべての歯特異的蛋白質を組換え型として作製し,それらがSIBLINGと同様に細胞接着を促進するかどうか調べた。我々はエナメル芽細胞のみが骨芽細胞や線維芽細胞のプラスチック表面やチタン表面への接着を仲介することを見出した。この活性はアメオブラスチンの完全な3次元構造に依存し,接着する細胞における新規な蛋白質合成を必要とした。欠失解析とin vitro変異導入によって,活性部位はラットアメオブラスチンのエキソン7やヒト遺伝子のエキソン7~9にある13アミノ酸残基の領域に狭められた。速度論低解析とRNA干渉実験はさらに,この配列は細胞表面レセプターに直接結合せず,細胞のフィブロネクチンを相互作用し,その結果インテグリンレセプターに結合するを示した。アメオブラスチンのフィブロネクチン結合ドメインを同定したことにより歯科インプラント学における興味ある応用が可能となるかも知れない。インプラントを活性配列を含むペプチドで被覆することができ,このものは患者血液からフィブロネクチンを引き寄せるであろう。動員されたフィブロネクチンはインプラント表面で細胞接着を促進し,それによってインプラントの骨との融合が加速されるであろう。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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細胞構成体一般  ,  口腔,食道 
タイトルに関連する用語 (5件):
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