文献

J-GLOBAL ID：201002281356739398   整理番号：10A0486097

1-アルキル-3-メチルイミダゾリウムイオン液体の熱劣化とそれが溶解セルロースに及ぼす影響

Thermal aging of 1-alkyl-3-methylimidazolium ionic liquids and its effect on dissolved cellulose

著者 (7件)： LIEBNER Falk (Univ. Natural Resources and Applied Life Sci. Vienna (BOKU), Vienna, AUT) ,  PATEL Ilabahen (Univ. Natural Resources and Applied Life Sci. Vienna (BOKU), Vienna, AUT) ,  EBNER Gerald (Univ. Natural Resources and Applied Life Sci. Vienna (BOKU), Vienna, AUT) ,  BECKER Ernst (Blue Globe Energy GmbH, Mannheim, DEU) ,  HORIX Michael (Blue Globe Energy GmbH, Mannheim, DEU) ,  POTTHAST Antje (Univ. Natural Resources and Applied Life Sci. Vienna (BOKU), Vienna, AUT) ,  ROSENAU Thomas (Univ. Natural Resources and Applied Life Sci. Vienna (BOKU), Vienna, AUT)
資料名： Holzforschung  (Holzforschung)
巻： 64  号： 2  ページ： 161-166  発行年： 2010年 
JST資料番号： C0119A  ISSN： 0018-3830  CODEN： HOLZAZ  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： ドイツ (DEU)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： セルロースの新規溶媒としてイオン液体が注目されているが,セルロース溶液の安定性,特に熱劣化生成物によるセルロースの分解が課題であるのでそれについて検討した。1-アルキル-3-メチルイミダゾリウムイオン液体(アルキル:ブチル,エチル)(酢酸塩,塩化物)(計4種)を150-250°Cで24h加熱し,分解生成物を分析した結果,イミダゾール及びその誘導体6種を検出した。分解生成物はいずれも強塩基であるために炭水化物を解重合する能力が高いと予想させる。従ってイオン液体を繰返し使用する場合にはその都度精製する必要があり,その方法として酸性酸化アルミニウムを濾材とする濾過を推奨した。

シソーラス用語： *セルロース ,  *高分子溶液 ,  溶媒 ,  *イオン液体 ,  *熱劣化 ,  反応生成物 ,  分解物 ,  解重合 ,  精製 ,  濾過 ,  窒素複素環化合物

分類 (3件)： 高分子の分解,劣化  (CG03010A) ,  高分子溶液の物性一般  (CG02011K) ,  融解塩  (CB05050R)

物質索引 (9件)： 1-エチルイミダゾール ,  1-エチル-3-メチルイミダゾリウム ,  1-ブチル-1H-イミダゾール ,  1-ブチル-3-メチルイミダゾリウム ,  1-メチルイミダゾール ,  イミダゾール ,  1,1′-メチレンビス(1H-イミダゾール) ,  1,2′-メチレンビス(1H-イミダゾール) ,  1-メチル-2-[(1H-イミダゾール-1-イル)メチル]-1H-イミダゾール

タイトルに関連する用語 (3件)： 熱劣化 ,  溶解 ,  セルロース