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J-GLOBAL ID:201002281359084740   整理番号:10A0994661

スピロベンゾピランと3つのエチル-エステル部分をもつ新しいフォトクロミックカリックス[4]アレーン配位子の合成及びそのアルカリ金属イオン抽出率の光制御

Synthesis of Novel Photochromic Calix[4]arene Ligand Bearing a Spirobenzopyran and Three Ethyl-Ester Moieties and Photocontrol of Its Alkali Metal Ion Extractability
著者 (4件):
資料名:
巻: 83  号:ページ: 1107-1112 (J-STAGE)  発行年: 2010年 
JST資料番号: G0450A  ISSN: 0009-2673  CODEN: BCSJA8  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
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スピロベンゾピランと3つのエチル-エステル部分をもつ新しいフォトクロミックカリックス[4]アレーン配位子(化合物1)を合成し,そのアルカリ金属イオン抽出率の光制御を検討した。暗部では,化合物1はアルカリ金属イオンの中でNa+の吸収スペクトルに最も大きい変化を示した。Na+を化合物1の溶液に徐々に加えたとき,その錯化挙動を1H NMRによって測定した。これによりNa+が4つのカルボニル酸素と4つのエーテル酸素によって形成された空洞内に取り込まれ,化合物1がNa+と1:1錯体を生成することが示された。スピロベンゾピラン部分から生じるプロトンシグナルは金属イオン錯化によって若干変化した。これはスピロベンゾピラン部分が暗条件下ではNa+にあまり近接していないことを意味している。化合物1を用いるアルカリ金属イオンによる液液抽出実験からNa+の抽出率は紫外線照射下では可視光照射下に比べて高められることが明らかになった。このことから紫外線照射によって生成したメロシアニン部分のフェノラートアニオンとNa+との間の静電相互作用が抽出率をある程度高めることが示唆された。(翻訳著者抄録)
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分類 (5件):
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シクロファン,カテナン,ロタキサン,カリキサレン,ノット(三つ葉結び目)  ,  芳香族単環フェノール類・多価フェノール  ,  抽出  ,  光化学一般  ,  その他の光学的効果 
物質索引 (1件):
物質索引
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引用文献 (21件):
  • 1) J. Sunamoto, K. Iwamoto, M. Akutagawa, M. Nagase, H. Kondo, J. Am. Chem. Soc. 1982, 104, 4904.
  • 2) J. Sunamoto, K. Iwamoto, Y. Mohri, T. Kominato, J. Am. Chem. Soc. 1982, 104, 5502.
  • 3) J. D. Winkler, K. Deshayes, B. Shao, J. Am. Chem. Soc. 1989, 111, 769.
  • 4) K. Kimura, S. Kanokogi, M. Yokoyama, Anal. Sci. 1996, 12, 399.
  • 5) H. Sakamoto, H. Takagaki, M. Nakamura, K. Kimura, Anal. Chem. 2005, 77, 1999.
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