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J-GLOBAL ID:201002281379356461   整理番号:10A0855773

B9L/BCL9補因子との結合により誘発されたPygo2 PHDフィンガーにおけるヒストンH3結合ポケットのアロステリック再構築

Allosteric Remodelling of the Histone H3 Binding Pocket in the Pygo2 PHD Finger Triggered by Its Binding to the B9L/BCL9 Co-Factor
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資料名:
巻: 401  号:ページ: 969-984  発行年: 2010年09月03日 
JST資料番号: D0124B  ISSN: 0022-2836  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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Pygopus(Pygo)蛋白質のZn配位PHDフィンガーは,正常及び悪性組織におけるβ-カテニン依存性転写スイッチにとって重大な意味を持つ。PHDフィンガーはメチル化ヒストンH3尾部と結合し,相同性ドメイン1(HD1)が背後のPHD表面と結合するBCL9補因子により助長される。本稿では,ヒストン結合残基は二つのヒトPygoパラログ間で同一であるにもかかわらず,Pygo2複合体がPygo1複合体よりも少し高い結合親和性をメチル化ヒストンH3尾部に対して示すことを明らかにした。Pygo2 PHD-BCL9-2 HD1複合体の結晶構造を解析し,メチル化ヒストンH3尾部に対する親和性の上昇に対して間接的に寄与する,そのPHD-HD1界面におけるパラログ特異的相互作用を明らかにした。興味深いことに,NMR分光法を用いて,PHDに対するHD1結合が,ヒストンH3のアラニン1及びメチル化リジン4を各々収容する二つの隣接した結合ポケットとの間の連結である,ヒストンH3トレオニン3(T3)に対する結合チャンネルを裏打ちする保存イソロイシン残基とのアロステリック連絡を誘発することを発見した。このことは,T3チャンネルの表面を調節し,Pygo PHDフィンガーと結合しているBCL9補因子がそれらのヒストン結合親和性にどのようにして間接的に影響を及ぼすのかに関して真実味のある説明を提供した。興味深いことに,このT3チャンネルのアロステリック調節が,ZnフィンガーのPHDサブクラスを規定するサイン残基である高度に保存されたトリプトファンによりPHD構造コアを介して伝搬し,他のPHD蛋白質もまた修飾ヒストンH3尾部の解読において補因子により助長される可能性を示唆した。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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蛋白質・ペプチド一般  ,  遺伝子発現 
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