メタボリックシンドロームの発症源,メカニズム,および示唆

BRUCE Kimberley D.; HANSON Mark A.

文献

J-GLOBAL ID：201002281538810390 整理番号：10A0288017

メタボリックシンドロームの発症源,メカニズム,および示唆

The Developmental Origins, Mechanisms, and Implications of Metabolic Syndrome

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資料名：
巻： 140 号： 3 ページ： 648-652 発行年： 2010年03月
JST資料番号： E0050A ISSN： 0022-3166 CODEN： JONUA 資料種別：逐次刊行物 (A)
記事区分：文献レビュー発行国：アメリカ合衆国 (USA) 言語：英語 (EN)

メタボリックシンドローム(MetS)は世界中で速やかに増加しているが,そのほとんどは肥満の増加による。疫学調査でも動物実験でもMetSは妊娠中の母親の偏った栄養により発症し,成長後も影響することが示されている。本稿では最近のMetSに関する報告を総括し,発症源,そのメカニズムおよびそれらが示唆することについてまとめた。MetS発症には多くの要因が関わっているが,妊娠中の不適切な食事が発症の危険性に重要な役割を果たしていることは確かである。また成人後のバランスの悪い食事も発症の危険性を高める。発症の危険性を高める遺伝因子として,ミトコンドリアや鍵代謝遺伝子の後成的変化が関わっていることが示されている。大切なことは妊娠年齢の女性とパートナーに,妊娠期の栄養状態が子供の将来に大きな影響を与えることを十分に教育することである。

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代謝異常・栄養性疾患一般

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