文献
J-GLOBAL ID:201002281597624028   整理番号:10A1753447

水中N-イソプロピルアクリルアミドの熱力学的性質:溶解度転移,過飽和溶液の相分離及びガラス形成

Thermodynamic Properties of N-Isopropylacrylamide in Water: Solubility Transition, Phase Separation of Supersaturated Solution, and Glass Formation
著者 (3件):
資料名:
巻: 114  号: 46  ページ: 14995-15002  発行年: 2010年11月25日 
JST資料番号: W0921A  ISSN: 1520-6106  CODEN: JPCBFK  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
水中ポリN-イソプロピルアクリルアミドゲルの体積相転移は多くの注目を浴びている。膨潤したゲルは収縮し,その後昇温時に水和疎水性イソプロピル基の脱水和と一緒に崩壊する。近くにアミド基を有する疎水性残基をもつ系中水和-脱水和の熱力学的挙動への洞察を得るため,水と単量体N-イソプロピルアクリルアミド(NIPA)の相互作用を調べ,溶解度転移,過飽和溶液の相分離及びガラス形成のような幾つかのユニークな特徴を見いだした。25°CでNIPAの溶解度は離散的に変化することを見いだした。高濃度NIPA溶液は二種類の溶液に分離し,それらの濃度は25°C以下の溶解度よりも高く,25°C以上の溶解度よりも低い。X線結晶学解析は水溶液中に形成したNIPA結晶がH2Oを含まないことを指示した。水性NIPA相分離溶液を35°C/minよりも高速で-90°Cに至るまで冷却すると,ガラス構造が形成される。一方,溶液を3°C/minよりも低速で-50°Cに冷却すると,NIPAとH2Oの結晶固体形成を観察した。相分離溶液のDSC測定はNIPAのエネルギー準位が相分離状態中液体状態,低濃度H2O溶液及び高濃度H2O溶液に対してそれぞれ+15.2,+11.5及び-0.08kJ/mol(基底状態として25°Cの結晶固体に関して)であることを明らかにした。実験結果を溶液中のNIPAとH2O分子の分子集合体の面で説明した。
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (1件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
一成分系の相平衡・状態図 
物質索引 (1件):
物質索引
文献のテーマを表す化学物質のキーワードです

前のページに戻る